GACKT、映画『ドラゴンエイジ』主題歌テーマは「戦ってその命を燃え尽きるまでまっとうしてみろ」

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── 共演の感想は?

栗山:
谷原さんとは以前も声優として共演させて頂きました。実際にお芝居で共演したことはまだないので、私の中で谷原さんは、声優さんとしても確立されている方だというイメージがあります。前回もそうでしたが、すごく頼れる方なので、谷原さんとご一緒だと聞いてすごくホッとした記憶があります。GACKTさんは、お仕事自体は初めてだったのですが、ナイトコマンダーの役と聞いて、GACKTさんの個性豊かなキャラクターがすごく役に合っているなと思いました。

谷原:
栗山さんとは、今回はパートナー役というか、相棒のような役でした。今回は栗山さんが僕の前に吹き込んでいました。カサンドラはただのセリフだけではなく息遣い等も多かったので、すごく大変だっただろうなと思うと同時に、カサンドラの顔がまだ出来ていないところでも、まるでそこにカサンドラがいるかのように演じてくださったので本当に助かりました。僕はまだGACKTさんの入れた声を聞けていないのですが、一見渋いナイトコマンダーにGACKTさんがどのような声をあててくるのかとても楽しみにしています。

GACKT:
声を入れる作業のときに、もうおふたりの声がある中で出来たので、逆に僕はおふたりのキャラクターとどういう風にしたら良いケミストリーを起こせるか考えながら進めることができました。僕が一番良い環境でやらせて頂いたので、これで僕がうまくできなかったら最悪だなと思うんですけど。(笑) キャラクターとしてはすごく渋い役なんですけど、ダークな中に、ダンディズムとセクシズムのある魅力的な役で、僕の中ではこの作品には欠かせないスパイスになっていると思います。谷原さんとは一緒に沖縄でロケをしたことがあったのですが、こんなにも早く一緒にお仕事をさせてもらえるのは嬉しいです。千明ちゃんとは仕事では初めてだったので、どんな声を入れてくるのかすごく楽しみでしたし、入れた声を聞いて、「なるほどな」と思うことができ、非常にやりやすかったです。

── 主題歌について、苦労したところはありましたか?

GACKT:
映画のイメージを全面に押し出すとおどろおどろしくなってしまうのでバランスがとれるように何回も作り直しました。「人に与えられた時間は限られているので、どうせなくなってしまう命なら、その命が燃え尽きるまで戦ってみろ。」という強いメッセージが込められています。現代でも仕事で戦っている人などにこの強いメッセージが届けられるような曲になったと思います。

── 映画のみどころ、キャラクターのみどころは?

曽利:
アクションとドラマのバランスが自分の中ではテーマでした。両立が難しいのですが、今回はキャストのおかげもあり、とてもうまくいっている気がします。今回はアクションもたっぷり、ドラマもたっぷりというところが初めてうまくいったと自信をもっていますので、そこを観て頂きたいです。どちらも手抜きなしです。
栗山さんはクールなイメージがあったので、役にぴったりだと思っていましたが、実際にお会いしてみるととてもチャーミングで魅力的な方で、逆にクールな部分をどのようにして出していこうかと考えるほどでした。アクションシーンの台詞などで、お腹から声を出すのは訓練していないとプロでも難しいことだと思いますが、栗山さんのアクションの大きな声は本当に魅力的で素晴らしいです。
谷原さんは2枚目だからこそ3枚目を演じて欲しいと思っていました。2枚目も3枚目も両立できる方にやってほしかったのですが、谷原さんにこの高いテクニックを要求できる役を演じて頂けて嬉しかったです。実際イメージ通りで、アフレコ中にも陰でクスクスしてしまったり、「やった!」とガッツポーズがでるほど良く、仕上がりにも自信も持っています。
GACKTさんにはぜひすごく悪い役を演じて欲しいという想いがありました。ナイトコマンダーは、悪いのか良いのか微妙なんですけど、ここをGACKTさんに演じ分けて欲しかったんです。GACKTさんにオファーができて本当に嬉しかったです。収録中にも、自らいろんな角度からいろんなアプローチをしながら声の作業をして頂いて、GACKTさん自らクリエイティブをぶつけてもらえたのですごく楽しかったです。

【映画概要】
タイトル:『ドラゴンエイジ-ブラッドメイジの聖戦-』
公開情報:2012年2月11日(土)全国公開
配給:TOブックス
監督:曽利文彦 / 脚本:Jeffrey Scott
キャスト:栗山千明、谷原章介、GACKT
日本語版主題歌:GACKT「Until The Last Day」(2012年2月22日発売)
(c)2011 Dragon Age Project. All rights reserved by FUNimation / T.O Entertainment

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