柳ジョージ、音楽への情熱の証『GOOD TIMES』が再発売に

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腎不全のため2011年10月にこの世を去った柳ジョージだが、突然の悲報にその死を悼む声は後を絶たず、これまでに在籍した各メーカーから発売されていたソロ時代や、柳ジョージ&レイニー・ウッド時代などのベストアルバムには大量の注文が殺到し、軒並みメーカー在庫が切れる状況になっている。

◆柳ジョージ画像

そんな状況下、柳ジョージへの高まる再評価に応えるべく、彼が心から憧れ情熱を持って取り組んで大ヒットとなった洋楽スタンダードR&Bカヴァー企画『GOOD TIMES』シリーズの全36曲が、新たにCD2枚組となり『GOOD TIMES COMPLETE』として復刻されることが決定した。

『GOOD TIMES』シリーズは、バンドやソロ活動において様々なヒットを生んだあと、柳ジョージ自身のルーツに立ち返り洋楽スタンダードR&Bのカヴァー企画として発表し大人気を博した作品だ。第1作『GOOD TIMES』は1984年の暮れに発表され、1985年のレコード大賞企画賞を受賞したアルバムでもある。その後『GOOD TIMES Part 2』(1985年)、『GOOD TIMES 3』(1989年)とシリーズは続き、その3作からの選りすぐられた楽曲10曲と新たなカヴァー4曲を加える形で『GOOD TIMES COLLECTION』が1994年に発売された。

オリジナルの『GOOD TIMES』シリーズ3作品は、1991年に再発売されたのを最後にその後廃盤となっており、入手困難な状況が続いていた。『GOOD TIMES』は、柳ジョージが憧れた音楽に溢れるリスペクト持って取り組んだ、自身の情熱の証でもある。21年ぶりの再発売となるブルース/R&Bへの迸る愛を受け止めよう。

『GOOD TIMES COMPLETE』
2012年1月25日(水)発売
WPCL-11027/8 \3,200(税込)
Disc-1
1.トゥー・ヤング(ナット・キング・コール ほか)
2.ブルー・ムーン(ビリー・ホリデイ ほか)
3.カム・レイン・オア・カム・シャイン(レイ・チャールズ ほか)
4.渚のボードウォーク(ドリフターズ ほか)
5.クライング・イン・ザ・チャペル(エルヴィス・プレスリー ほか)
6.ブルーベリー・ヒル(ファッツ・ドミノ ほか)
7.グレイト・プリテンダー(ザ・プラターズ ほか)
8.クライ(ジョニー・レイ ほか)
9.国境の南(フランク・シナトラ ほか)
10.ダニー・ボーイ(ビング・クロスビー ほか)
11.クライ・ミー・ア・リバー(ジュリー・ロンドン ほか)
12.ラスト・ダンスを私に(ドリフターズ ほか)
13.煙が目にしみる(プラターズ ほか)
14.グルーヴィン(ヤング・ラスカルズ ほか)
15.ユー・センド・ミー(サム・クック ほか)
16.マイ・プレイヤー(プラターズ ほか)
17.ルート66(ナット・キング・コール ほか)
18.オール・マン・リバー(ポール・ロブソン ほか)
19.ユー・アー・マイ・サンシャイン(レイ・チャールズ ほか)
20.柳よ、泣いておくれ(チャド&ジェレミー ほか)
Disc-2
1.星影のバラード(レオ・セイヤー ほか)
2.二人の絆(ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツ ほか)
3.ブラザー・ルイ(ホット・チョコレート ほか)
4.サマータイム(ビリー・ホリデイ ほか)
5.アイ・キャント・ヘルプ・マイセルフ(フォー・トップス ほか)
6.ゴー・アウェイ・リトル・ガール(スティーヴ・ローレンス ほか)
7.フィーバー(ペギー・リー ほか)
8.恋のゆりかご(ジョニー・プレストン ほか)
9.我が心のジョージア(レイ・チャールズ ほか)
10.ユー・キープ・ミー・ハンギング・オン(シュープリームス ほか)
11.ミーン・ウーマン・ブルース(ロイ・オービソン ほか)
12.ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー(シレルズ ほか)
13.ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム(サム・クック ほか)
14.テネシー・ワルツ(パティ・ペイジ ほか)
15.ツゥイストで踊り明かそう(サム・クック ほか)
16.ドック・オブ・ザ・ベイ(オーティス・レディング ほか)
※( )は代表的な録音を残したアーティスト
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