[2011楽器フェア速報]Line6 新三種の神器となるか

ポスト
今年の<楽器フェア2011>、ギタリスト諸君は最初に入り口付近にブースを構えるLine6に注目だ。モデリングアンプとPOD、そしてVariaxギターの新機軸3点セット。

まずはアンプ。セパレートの25Wフルチューブモデリングアンプを新たに加えたDTシリーズ。チューブアンプとしてはボグナーと共同開発を行い、贅沢に4種類の真空管を切り替えて選択できるという仕様。クリーントーンにフェンダー系の真空管、もうひとつのチャンネルにマーシャル系の真空管を選ぶということもできるというギタリストにとっては夢のような仕様になっている。

単純にアンプだけを使えば贅沢な2Ch仕様のチューブアンプだが、さらにここにPODのHDシリーズをつなぐとマルチエフェクターとしての機能のみならず、アンプのプリセットを記憶可能。さらにはパッチにアサインした4種類の真空管を切り替えたりもできてしまうL6 LINK機能を利用可能となり、フットコントローラとして機能できる。これで大掛かりな機材を用いることなく、様々なサウンドにアクセスできるというわけだ。キャビネットのスピーカーにはセレッションのヴィンテージをメインに使用し、4発のものには斜めに2発をセレッション、残りに別のユニットを混ぜ、2発分にはさらに角度をつけてモニターしやすいように工夫されている。


▲POD HD500(写真左)とmobile in(写真右)

ダメ押しにハイエンドギターとして日本でも評価の高いJames Tyler製作のVariaxギター。Variax用のVDI以外にも通常のアウトプットも搭載し、単純なエレクトリックギターとしてもハイクオリティなサウンドと演奏性を実現。今までは何となくキワモノ感を感じていた人にもぜひ試してもらいたい。

またLine6のブースでは、ギタリスト向けのipad用デジタルオーディオインターフェース「mobile in」もこの会場で初披露。インターフェースを購入し無料アプリで利用出来るというLine6らしい新進性に富むラインナップが注目を浴びている。

◆Line 6 Japan
◆BARKS 楽器チャンネル
この記事をポスト

この記事の関連情報