グラミー賞アーティストが「マルモリ」をカヴァー。しかもレゲエで
グラミー賞の常連(多数のノミネートのほか、受賞も2回)で、長きにわたりレゲエミュージックに革新を起こしてきたスライ&ロビー(通称:スラロビ)が、日本のお茶の間でおなじみの楽曲をカヴァーしたアルバム『J-STANDARD REGGAE+』を11月23日にリリースする。
◆スライ&ロビー 『J-STANDARD REGGAE+』画像
本作でスラロビは、「SUNTORY OLD 人間みな兄弟」、「ウイスキーが、お好きでしょ」、「言葉にできない」、「北の国から~遥かなる大地より~」といった、ドラマ、映画、CMなど、お茶の間で聞きなじみのある楽曲10曲をカヴァー。往年のスラロビ・ファンやレイドバック系の音楽を求める大人のリスナーにぜひ聴いてほしい一枚に仕上がっている。
またこれまでのスラロビ作品、ひいてはレゲエ作品にはなかった、ユニークな選曲も注目。クレモンティーヌやミゲル君もカヴァーするなど、各方面で話題の「マル・マル・モリ・モリ!」や、ミリオンヒット曲「千の風になって」も、スラロビのレゲエマジックをかけられてしまった。
「マルモリ」は、ジャマイカ在住のキッズ、マイカとジャン・リュックのふたりをヴォーカルとしてフィーチャーし、英語で可愛らしく歌っている。さらに本家の芦田愛菜ちゃん、鈴木福くんに負けじと、現在ふたりはマルモリ・ダンスを猛練習中。近々そのビデオも公開される予定だ。
また「千の風になって」は、くつろいだ雰囲気がいかにもジャマイカらしい仕上がり。秋の夜長にぴったりの一曲になっている。
なお、2006年に「千の風になって」をリリースし、大ヒットさせたテノール歌手の秋川雅史は、レゲエ版の「千の風になって」を聴き、「2人のリズムに乗っかれば、こんなにも幸せで前向きな気持ちにさせてくれるんですね。国境を超えたコラボレーション、世界中が笑顔になる事を祈ってます。」と、コメントを寄せている。
アルバムは11月23日リリース。着うた(R)配信がスタートしているので、ぜひチェックしてほしい。なお、現在、スラロビは来日中。11月3日から7日にかけて、ブルーノート東京、コットンクラブで来日公演を行なう。
◆スライ&ロビー『J-STANDARD REGGAE+』特設サイト
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