ボーイズIIメン、結成20年目の新作『トゥエンティ』を発表
ボーイズIIメンがモータウンからデビュー作『クーリーハイハーモニー』をリリースしたのは1991年2月のことで、ショーン・ストックマンはまだ18歳だった。
当時のメンバーはストックマン、マイケル・マッケリー、ネイザン・モリス、ウォンヤ・モリスという4人体制で、1994年にはセカンド・アルバム『II』をリリースし、デビュー作とセカンド・アルバムの合計売り上げは1,560万枚にも達する大ヒットとなった。
特にデビュー・アルバムからのヒット・シングル「エンド・オブ・ザ・ロード」は、1992年に全米シングル・チャートで13週連続No.1という最長記録を打ち立てており、1994年にはセカンド・アルバムに収録された「アイル・メイク・ラヴ・トゥ・ユー」がその記録を自ら塗り替える連続14週No.1を達成した。しかし記録はそこで終わらず、わずか1年後にはマライア・キャリーとのデュエット曲「ワン・スウィート・デイ」で連続16週No.1という最長記録をたたき出している。
グループがデビューを飾ってからすでに20年が経過し、“ボーイ”だったストックマンも39歳の男性に成長。「あれから自分はどのように変ったと思うか?」との質問に、笑いながら「そうだな、“メイク・ラヴ”するのがうまくなったと思うよ」とジョークを飛ばす一方、音楽面においては「僕らも成熟した大人の男になり、いろいろな恋愛を経験し、子供を持つ身になった。だから曲の内容にも深みが増したし、経験していなければ書けないようなことも曲に盛り込むことができるようになったと思う」と語っている。
2003年に健康上の理由でマッケリーが脱退して3人体制になった彼らだが、2002年の『フル・サークル』のあと、3枚のカバー・アルバムと日本独自企画のアルバムをリリースするものの、オリジナル・アルバムのリリースはこれまで実現していなかった。しかし10/24、結成20周年を記念した約9年ぶりとなるオリジナル・アルバム『トゥエンティ』が、彼らのレーベルMSM MUSIC GROUPからリリースされた。アルバムにはすでに15,000枚を売り上げている第1弾シングル「モア・ザン・ユール・エヴァー・ノウ」を始めとする新曲や、これまでのヒット曲のセルフ・カバーなども収録され、新鮮なソウル・サウンドを楽しめそうだ。
◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル