石橋凌と福山雅治がコラボ。「この世界に入るきっかけになった曲」
石橋凌の初ソロアルバム『表現者』に福山雅治が参加していることがわかった。
◆石橋凌と福山雅治の画像、『表現者』の映像
伝説ともいえるバンド・ARBの活動休止後、ヴォーカリスト・石橋凌は日本の映画やドラマだけではなく、海外作品にも多数出演するなど、表現者として幅広く活躍している。そんな彼が、12月7日にリリースする1stソロアルバム『表現者』には、石橋凌の作詞・作曲による新曲7曲に加え、名曲「AFTER '45」「魂こがして」など、ARBの石橋凌 作詞・作曲作品のセルフ・カヴァー5曲を含む、全12曲を収録する。
そしてこのアルバムのボーナス・シングルとして、福山雅治がギターとコーラスで参加した「AFTER '45」の別ヴァージョンを用意。「オーディションでも歌った、とても想い出深い曲」という福山の熱い想いが加わり、哀愁のあるヴァージョンに仕上がっている。なお、このコラボは、かねてからARBのファンであった福山と石橋が、2010年1月より始まった大河ドラマ『龍馬伝』で再会し、石橋がソロアルバムの制作中であったことも重なって実現した。
レコーディング・メンバーは、ドラムスに元ザ・ルースターズの池畑潤二、ギターにTHE GROOVERSの藤井一彦、ベースにヒートウェーヴの渡辺圭一、キーボードに伊東ミキオ、SAXやホーンセクションで梅津和時、ジャズ界から板橋文夫をピアノに迎えた百戦錬磨の実力派による豪華布陣が固めた。
初回生産限定盤は特殊仕様の豪華盤となり、石橋の近年の音楽・俳優など多岐に渡る活動を収録した、未公開映像満載のドキュメンタリーDVDが付録。
さらに、アルバムと同時期発売で、おすぎ(映画評論家)、青木崇高(俳優)、黒田征太郎(イラストレーター)との対談も挿入される「表現者 ~我 語る 魂こがして~」(出版社カンゼン)という自伝本も出版され、今回のアルバムからの未収録楽曲のCDが付録される予定だ。
◆ ◆ ◆
1945年の敗戦から見事に復興し、世界中から経済大国と賛美され、そしてバブルを迎え、モノが溢れていた時代の日本を想って作った歌です。 しかし、当時の私が日々感じていたのは、心が満たされる、真の豊かさではありませんでした。人と人との関係が薄っぺらくなり、バラバラになりはじめ、あてどない毎日が過ぎていたように痛感していました。日本人は物質的な幻想に流され、踊らされて、人としての大事なことを、どこかに、置き忘れているのでないかと…。自分自身にも問い続ける日々でもありました。
今、人にとって、本当に大切な豊かさは、やはり人を通じてしか、生の触れ合いからしか得られないと確信しています。それには、出逢いという大事な瞬間が必要です。松田 優作さんとの出逢い、植田 正治先生との出逢い、そして福山 雅治君との出逢いは私にとって、かけがえのない出来事です。ドラマでの出逢い、又、大河ドラマでの再会。
今回の震災に対してのラジオからの呼び掛け、ライブ・ステージでの地球規模の生命の危惧への問題提起等、どれも福山君の意識の高さと、又、成長ぶりに感心していました。
今回のレコーディングへの参加と思い溢れるパフォーマンスに、心から感謝しています。と、同時に又、強く縁(えにし)を感じています。
ありがとう!
AFTER 1945俺達は生まれ 狭い街角で出会った………。
石橋凌
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この歌は、発表された1985年、僕が高校生だった頃からずっと聴いていました。もちろんコピーバンドで何度も歌ったりしてました。この歌が収録されたアルバム『砂丘1945年』は、ジャケットが僕の敬愛する植田正治先生の写真によるもので、それ以前のARB作品とは全く違う風景を見させてもらった歌だったんです。それで、勝手なファンとしての推測なのですが、映画『ア・ホーマンス』で凌さんが(松田)優作さんと出会われた中で、ご自身が今までやられてきた表現とはまったく違う刺激を受けられた、そこから新たな世界へ向かっていった「変化の時」の楽曲だったような気がしていて…すごく新鮮で、すごく驚いた記憶があります。
その驚きの正体が何だったのかは分からないのですが、透明な…ピュアな、全く知らなかった石橋凌さんの一面を見させて頂いた大変思い出深い歌です。
さらにこの歌は、僕が19歳のころから所属しているプロダクション「アミューズ」のオーディションの際に歌わせていただいた、この世界に入るきっかけにもなった歌のひとつでもあるんです。
この歌に出会わせて頂いて、本当に有難うございます。
福山雅治
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【ライヴ概要】
<石橋凌ソロライブ 「表現者」 ~我 歌う 魂こがして~>
日時:2012年1月14日(土) 開場 17時 / 開演 18時
会場:東京キネマ倶楽部
チケット料金:指定席5,775円(D別)
一般発売:2011年10月29日(土)より
◆石橋凌 オフィシャルサイト
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