ザ・ストロークス、ベーシストが人気ファッション・ブランドとコラボ
9/11のファッションと音楽に関するニュースで、最も若くホットな存在だったのはザ・ストロークスのギタリスト、ニコライ・フレイチュアだろう。彼はこの日に行われたファッション・ブランド“ティモ・ウェイランド”の2012年・春コレクションのショーでタッグを組んだのだ。
ティモ・ウェイランドといえば、飾り気のない超クールなファッション・レーベルとして知られており、創業者のウェイランド本人とアラン・エックスタインは大学時代に出会った時からザ・ストロークスが大好きで、互いにファン・クラブに所属していたという。その後コライとはパーティーで知り合い、彼と彼の妻を交えて卓球で深夜過ぎまで遊んだという。そんな彼らにとって、コラボは友人関係をさらに深める次へのステップだったようだ。
しかしエックスタインによると、3人が出会った時は意外にもロックとは無縁の状況だったそうで、「パーティーでニコライと出会った時、僕らは卓球で遊び、夜通しジャズを聴いて過ごした。でも今回のコラボはごく自然に進んだ感じで、ニコライは自分の服の多くを自ら手掛けていたこともあって、ファッション・ブランドと手を組むのは彼にとって当然の展開だったという感じさ」と語っている。
一方、エックスタインにとっても音楽は心から情熱を傾けられる存在のようで、「僕は本当に音楽に夢中なんだ。音楽は、僕とファッションとの関係において非常に重要な位置を占めている。音楽からは、他の何よりも多くのインスピレーションを得ているし、僕がファッションを見つけたのは音楽を通じてだった。若い頃はローリング・ストーンズに夢中で、『すげぇ、自分もあんな風になりたい!』って思った。それがファッションへの最初の目覚めだったんだ」とコメントしている。
今回のコレクションで、フレイチュアはザ・ストロークスのパフォーマンスでは常に身に付けているお馴染みのデニム・ヴェストからインスピレーションを得たコラボを展開し、2012年・春のコレクションに加えて秋のラインナップにも加わる予定とのことだ。
また今回のショーでは音楽面でも大きく貢献し、ショーのサウンドはフレイチュアがミックスを手掛けたという。
◆ニュース提供:ビルボード
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