【D.W.ニコルズ・健太の『だからオリ盤が好き!』】 第29回「埃だらけのレコード棚から ~ビートルズのオリジナル盤~」
そして、そろそろ片付けようかと思ったそのとき。レコード棚の隅から出てきたのが、2枚のビートルズのレコード。
『THE BEATLES AGAIN』
『LET IT BE』
■『THE BEATLES AGAIN』
USオリジナル・1stプレス。
これはいわゆる『HEY JUDE』と呼ばれるアルバムです。1968年のシングル「HEY JUDE」を収録して1970年に発売された、アメリカ編集盤のアルバム。英国では1979年まで発売されませんでした。しかしこのアルバム、当初は『THE BEATLES AGAIN』というタイトルでリリースされる予定だったため、初期プレスではレコード・レーベルが訂正されず『THE BEATLES AGAIN』のままになっているのです。「『HEY JUDE』の初期プレスは“AGAIN”になっている」という知識だけあった僕は、まずこのレーベルを見て大興奮。そしてすぐにインターネットや文献で調べたところ、レコード・レーベルの型番「SO-385」や、マトリクスから、ただの初期プレスどころではなく、ファースト・プレスだということが判明し、ぶったまげました。
『THE BEATLES AGAIN』
『LET IT BE』
■『THE BEATLES AGAIN』
USオリジナル・1stプレス。
▲表ジャケットにはタイトルも何も無し。背の部分に「HEY JUDE」とあるのみ。
これはいわゆる『HEY JUDE』と呼ばれるアルバムです。1968年のシングル「HEY JUDE」を収録して1970年に発売された、アメリカ編集盤のアルバム。英国では1979年まで発売されませんでした。しかしこのアルバム、当初は『THE BEATLES AGAIN』というタイトルでリリースされる予定だったため、初期プレスではレコード・レーベルが訂正されず『THE BEATLES AGAIN』のままになっているのです。「『HEY JUDE』の初期プレスは“AGAIN”になっている」という知識だけあった僕は、まずこのレーベルを見て大興奮。そしてすぐにインターネットや文献で調べたところ、レコード・レーベルの型番「SO-385」や、マトリクスから、ただの初期プレスどころではなく、ファースト・プレスだということが判明し、ぶったまげました。
▲レコードレーベルは訂正されず「THE BEATLES AGAIN」とある。型番もジャケットは「SW-385」となっているが、レーベルでは「SO-385」となっている。
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