エリック・チャーチ、初のナンバーワン・アルバムにビックリ
ERIC CHURCHは今週3RDアルバム『CHIEF』がBILLBOARD 200とトップ・カントリー・アルバム・チャートの1位に初登場して、初のナンバーワンを手に入れた。しかし、最近ワイオミング州シャイアンのフロンティア・デイズでのコンサートは彼にとって現実と対峙する機会となった。「バスを降りたら馬糞の山に足を突っ込んじゃったんだ(笑)。あれは傑作だったよ。ああいうことがあるからずっと地に足を着けていられるんだ」
予想を超えて、CHURCHのEMIナッシュビルのアルバムは1週間で145,000枚近く売れた。これは今年カントリー・アルバムとしては1週間でもっとも売れたデビュー作の2位に位置する(1位はBRAD PAISLEYの『THIS IS COUNTRY MUSIC』で5/25に153,000枚売れた)。さらに、『CHIEF』は今年BILLBOARD 200の1位に初登場したまだ2枚目のカントリー・アルバムなのだ(1枚目はBLAKE SHELTONが7/12にリリースした『RED RIVER BLUE』)。また、『CHIEF』はトップ・デジタル・アルバムでも1位になっており、今年カントリー・アルバムとしては最高の51,000件のダウンロードを獲得した。
「人々はKELLY ROWLANDの順位に注目していた。突然僕たちが出て行ったから、みんな『いったいERICH CHURCHって何者だ?』『ナンバーワン・ソングもないのにどうしてこんなにたくさんのレコードを売ることができたんだ?』って言ってたよ。
僕はツイッターもしないし、フェイスブックもやらない。そういうのはなんにもしないんだ。第一週でこんな成功を収めたのは、音楽がすべてだよ。それが僕の信念を回復させてくれるんだ」
ノース・カロライナ在住の彼は、ニューヨークのバワリー・ボールルームでショーケース・ライブを行なった。このショーでは『CHIEF』の作曲を手伝った5人のソングライターがフィーチャーされ、『AOL SESSIONS』用のエピソードも収録された。しかし、アルバムを発表するに当たって、大がかりなTV出演や特別なマーケティング・プランは何もなかった。
「彼のライブを見ればわかるはずだ。彼のアルバムを聴けばわかるはずだ」とキャピトル・レコーズ・ナッシュビルの関係者は言う。「彼はラジオ受けする曲なんて作ろうとしない。ずっと最初からライブで叩き上げ、自分の道を開いてきたんだ。ロック・クラブから真夜中のショーまで、なんでもやって土台を固めてきたアーティストなんだ」
彼の3枚のアルバムをプロデュースしたJAY JOYCE3はナッシュビルに根拠地を置くが、AUDIO ADRENALINE、MACY GRAY、JOHN HIATTなども手がけている。「僕はスチール・ギターやフィドルなど、他の人がカントリー音楽に使うようなものは使わない。サウンド的にはもうちょっとプログレッシブなんだけど、メチャクチャカントリー臭い曲もある。ちょっとしたひねりを加えているんだよ」"
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