“塩でかぶれる”KAN、ジョン・Bらが新バンド・Cabrellsを結成

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KANが新バンド・Cabrellsを結成することを発表した。

◆KAN、ジョン・B、菅原龍平、ヨースケ@HOME 画像@<塩でかぶれる男子会>

逗子で開催されている<音霊 OTODAMA SEA STUDIO 2011>。8月6日には、KANが、これまでイベントや雑誌の対談や飲み会などで交流を深めてきた年下のミュージシャンたちに気さくに誘いの声とプレッシャーをかけて<塩でかぶれる男子会>を行なった。先輩・KANから誘われて(プレッシャーに負けて)<塩でかぶれる男子会>に参加したメンバーは、ジョン・B、菅原龍平、ヨースケ@HOME。

メンバーがステージに登場するやいなや、流れてきたのはなぜか西城秀樹の「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」。会場からは爆笑とともに、大拍手が巻き起こる。4人はもちろん全力でオリジナルをさらにディフォルメしたダンスを披露すると、それに合わせて踊るオーディエンス。のちのち考えると、とても奇妙ではあるのだが、とはいえ会場は、この“YMCA”で見事なまでの一体感を見せていた。

今回のライヴは、それぞれの楽曲の持ち主がメインヴォーカルを務め、アコースティックなバンドスタイルと、コーラスワークを生かしたパフォーマンス、そして微妙にユルいトークで繰り広げられた。ビーチにふさわしいウクレレが波の音とともに奏でられたヨースケ@HOMEの「トコナッツ」、ジョン・Bのコミカルでシニカルな歌詞と所在なさげにうろうろしながら歌う「所在ない」、そして名曲KANの「愛は勝つ」。4人の持ち味の効いた曲が演奏された。

そして陽も落ちてきたライヴ終盤、誰もが予想だにしない発表が行なわれた。今回の<塩でかぶれる男子会>が、今秋ツアーを行なうことが発表されたのだ。<音霊>だけのために集まった4人か思っていたオーディエンスからは、この思わぬ発表に拍手と歓声が巻き起こる。そしてさらに、<塩でかぶれる男子会>が、Delicateful Acostic Band「Cabrells(カブレルズ)」としてバンドに自主昇格することも発表された。

と、いうわけでライヴの最後には、このバンドでの初オリジナル曲「Chu Chu Chu」をパフォーマンス。菅原龍平とヨースケ@HOMEのツインアコギに、ジョン・Bのベース、KANのキーボードと、4人がそれぞれメインヴォーカルを交互にとる新曲は、涼しげなコーラスワークも魅力。ツアーが行なわれる秋にふさわしい(?)妄想恋愛系楽曲に仕上がっていた。

「印象としてはおっとりした感じなんだけど、あんまり見たことないよね、って言われるようなライヴをやりたい」── KAN

「秋のツアーに向け、いい余韻を残せるように頑張ります。」── ジョン・B

「幾多のプレッシャーを乗り越え、最高のステージにするために、全力を尽くします!」── 菅原龍平

「のびのび楽しくやりたいです。一人じゃ絶対できないこと、この4人だからいっぱいやりたい!」── ヨースケ@HOME

なお、カブレルズのオフィシャルサイトには、KANが「前からやりたかったんだぁ」という“かわいいブログ”が開設されている。初回更新したKANは、<塩でかぶれる男子会>に来てくれたオーディエンスに向けて、「サンキュー・サンキュー・阪急電車」と感謝の気持ちを綴るとともに、ブログについても「グリグリ更新して、みんなをぐったりドン引きさせちゃうからね」と、意気込みを語っている。

【Cabrells<別冊・おとといミーティング ~カブレルズ 登場!~>日程】
9月29日 名古屋 芸術創造センター
9月30日 大阪 なんばHATCH
10月2日 東京 サンパール荒川
10月6日 札幌 道新ホール

◆カブレルズ オフィシャルサイト
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