メアリー・J・ブライジ、TVで自らの性的虐待とアルコール依存経験について語る

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MARY J. BLIGE(40歳)は、これまでずっと自身が体験したつらい出来事を率直に語ってきた。そして7/24(日)に放送されるVH1の『BEHIND THE MUSIC』でもその姿勢は変わっておらず、インタビューの中で5歳の頃に性的虐待を受けていたこと、さらにシンガーとしてのキャリアを歩み始めた初期にはアルコール依存症と闘っていた事実を明らかにした。

「5歳の頃、私は性的に虐待されていた。それが現実に起こる前の感覚は今でも覚えていて、“この人が私にそんなことをするなんてあり得ない”って思っていたわ。あの出来事はその後の私の人生にずっと付きまとってきたし、すべては自分のせいだと恥ずかしく感じてしまったの。その結果、自分はすべてにおいて価値のない人間だと信じるようになってしまった」。

その後BLIGEはアルコールに逃避して依存症に陥り、人生を台無しにする瀬戸際まできてしまったといい、「(過去の出来事は)私の手に負えないほどの痛手で、死ぬほど苦しかった。だから“もういいわ。終わりにしよう”という感じで、ベッドに腰掛けて自分に誓ったの。“死”がどんな感覚なのかはわからなかったけど、私の精神が肉体から離れようとしていることは実感していたわ」と語っている。

しかし、そんな彼女を立ち直らせてくれたのは夫のKENDU ISAACSだったそうで、「本当に辛かったけれど、彼のことを心から愛していたのでアルコール依存で迷惑を掛けたくなかった。彼が依存症の人間に翻弄されるような憂き目に合うのは納得いかなかったから、私は責任感から自らクリーンな状態に戻る決意をしたの。とっても辛かったけどね」と当時を振り返っている。

以来、BLIGEの人生は明るいものへと転換し、アルバム『THE BREAKTHROUGH』(2005年)、『GROWING PAINS』(2007年)では複数のグラミー賞を受賞している。そして10/4には10作目のアルバム『MY LIFE II…THE JOURNEY CONTINUES』がリリースされ、TOM CRUISEと共に来年公開の映画『ROCK OF AGES』に主演するなど、活躍が続いている。

◆ニュース提供:ビルボード
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