麻衣、ナウシカ・レクイエムの次はハリー・ポッター

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7月15日から公開された映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』のオープニング・シーンに流れる劇中曲「リリーのテーマ」は、ミステリアスなボーカルが印象的な曲。この曲のボーカル部分は本編中にも何度か流れるが、エンドロールにクレジットされているこのシンガーのMAI FUJISAWAこそ、麻衣のことだ。

◆麻衣画像

4歳のとき「ラン・ランララ・ランランラン…」というナウシカ・レクイエムを歌ったあの麻衣…そう、久石譲の娘だ。

劇中歌のシンガーに起用されたきっかけはオーディションだったという。4月中旬頃フランス人作曲家のアレクサンドル・デプラ(本作の音楽を担当)が、アイリッシュやケルティック風のボーカルを唄える女性シンガーを探しているという情報を友人を通じて知り、一般人としてデモ・テープを送ったのだとか。2週間後の4月下旬、映画会社から突然連絡があり至急ロンドンにレコーディングに来るようにとの要請があった。この時点で、はじめて『ハリー・ポッター』用のオーディションだったという事を知り「何かの間違いか?」と思ったそうだ。

録音はGW明け、ロンドンのアビー・ロード・スタジオにて行なわれた。かのザ・ビートルズが使用したスタジオで、プロデューサー、監督、音楽担当のアレクサンドル・デプラ等、映画のスタッフが勢揃いした環境は、極度の緊張を強いられたが、普段通りの自分を出せるよう心掛けて彼女は歌った。

大勢の応募者(応募人数は非公表)の中から麻衣に決めたのはデヴィッド・イェーツ監督。彼女のデモテープを聴いた瞬間、イメージにぴったりだったのだという。

7月13日に行なわれた試写会には父・久石譲を誘って出席。「試写会で自分の歌が映画で使われているシーンを見て、ようやく実感が湧きましたが、未だに信じられない思いです。こういう形で、大好きなハリー・ポッターのプロジェクトに携わる事が出来て、本当に嬉しく思っています。」と、喜びをかみしめた。

◆麻衣オフィシャルサイト
◆BARKS 映画チャンネル
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