スティーヴィー・ホアン「音楽業界で生き残りたければ、今売れているものをやらなくてはダメだ」
先行配信されたiTunesで、アルバムとシングルの両ランキング1位(R&B)を獲得するなど、目下絶好調な“トキメキR&B界の口コミ夏王子”スティーヴィー・ホアン。彼の3枚目となるアルバム『Summer love』が、7月13日にリリースされた。
そこで、スティーヴィー・ホアン自身が今回のアルバム、そして自分のキャリア、さらに自国UKや日本の音楽シーンについて何を考え、どう感じているのかを激白したインタビューをお届けしよう。
◆ ◆ ◆
── 前作にあたる『ALL NIGHT LONG』そして『NO COMING BACK』を振り返ってみてどうですか?
多くのシンガーたちがアルバム1枚すら出せない中、3枚ものアルバムを出せたという事は夢のようです。多くの人に僕の曲を聴いてもらえて、僕の物語を共有してもらえることは素晴らしい体験です。『ALL NIGHT LONG』は僕にとって大切なアルバムです。このアルバムは今までよりポップで日本での僕の知名度が上がりました。『NO COMING BACK』はすごくいいボーナストラックを収録したスペシャル・エディションでした。過去のアルバムには誇りを持っていますし、たくさんの知識と経験を得ることができました。そしてこれからも今まで同様に向上していければと思っています。
── マーキュリーとの契約に関して聞かせて下さい。またそこで学んだことはありますか? レッドワンとのコラボや、ロバート・オートンのミックス、リアレンジについてはどう思いましたか?
マーキュリーと仕事をした時間はとても良い経験になりました。すごく良いPVを撮ったり、全国ツアーをしたりと貴重な機会を与えてもらいました。ただ良くなかったことは、僕が今までやってきた音楽のやり方に自由を貰えなかったことです。僕はインディーアーティストとしてスタートしたので、音楽のスタイルに関して自分で決めることに慣れていましたが、彼らはUKマーケット用に僕を変えたかったのだと思います。そこがうまくいかなかったですね。でもメジャーレーベルと契約する経験ができたことは良かったと思っています。レッドワンやロバート・オートンと仕事ができたことは素晴らしい経験でした。彼らは世界で最も優れたプロデューサーとエンジニアの2人ですから。彼らからはたくさんの事を学びました。でもダンススタイル曲は、あまり僕には合わなかったかな。R&Bのようには。僕のベスト曲はR&Bスタイルだと思いました。
── 新作を制作する上で思い描いたコンセプトを教えて下さい。
このアルバムにはいろいろな曲がミックスされています。様々な音楽スタイルが出来るということを見せたかったです。と同時に昔からのファンが喜んでくれるような本物のR&Bもあります。僕はひとりで音楽を作っているので、いつも向上するように努力しています。世界中の最新サウンドを取り入えたアルバムを作りたかったので、マイケル・ジャクソンからレディー・ガガまで様々な音楽を聴いてインスピレーションを受けました。音楽業界は常に変化していて、アッシャーやニーヨでさえダンス・ソングを作っている。R&Bだけをやっているわけにはいかないのです。いろいろなスタイルをミックスして、子供から大人までエンジョイしてもらえるようなアルバムを作りたかったです。
── 「All Around The World」をカヴァーした理由を教えて下さい。原曲への思い入れについてや工夫したこと、May J.とのコラボレーションについて教えて下さい。
「All Around The World」のカヴァーは驚きのチョイスでした。僕もレーベルも、誰も思いも寄らないようなカヴァーをやりたかったから、いいアイデアでした。80年代の曲だから誰もが知っている曲でクラシックだけど、今までP.ディディ以外、ビッグ・アーティストは誰もカヴァーしたことがないのです。なのでこれが初めての真のR&Bカヴァーということで、すごく良かったです。リサ・スタンスフィールドのオリジナルや、バリー・ホワイトとのコラボレーションも大好きでした。彼らのヴォーカルはすばらしく、80年代のすばらしい曲です。でも今回僕は2011年らしい新しいサウンドと新鮮なヴァイブを出したかった。オリジナルが持つ魔法を残しながら、僕のスタイルで新しい曲のようなサウンドにしたかった。May J.をフィーチャーしたのはすごく良かったです。彼女とは去年スタジオで仕事をした事があって、彼女はすばらしいシンガーです。この曲は彼女の声にフィットしたと思います。僕たちの声もお互いによく合うと思います。
── 「Fight For You」ではTOTOの「Africa」を引用してますが、これについてはどうですか? またゲスト参加したアイヤズについても教えて下さい。
アフリカは僕の最も好きな曲のひとつです。パワフルな曲で、コーラスが素晴らしい。このコーラスを自分の曲の中で使いたかったので、周りから反対されても好きな女の子といっしょにいるために、彼女のために戦うという歌詞を書きました。曲のコンセプトはまったく違うものに変更しましたが、アフリカのコーラスに完璧にマッチしました。アイヤズとは去年レッドワンと仕事をしていた時に会いました。彼はとても良い人で、Twitterのネームを聞かれて、もしかしたら一緒に曲をやろういう話をしました。彼にトラックを送ったら、気にいってくれました。彼の声にとても合っていると思います。この曲を書いた時にアイヤズに歌ってもらえたら良いと思ったことを覚えています。だから彼をフィーチャーできた事はとても嬉しいです。
── シングル曲、そのPVについて教えて下さい。アルバム・タイトルは『Summer love』ですが、具体的にイメージした夏がありますか? また、今まで行ったことのある街、国だと、どこの夏が良かったですか? あなたにとって思い出深いサマーチューンを教えて下さい。
「Summer love」はアップビートの気持ちが良い曲です。この曲を書いた時、聞いてくれる人に夏を思い起こしてもらいたいという気持ちでした。ムードを作るためにカラフルで明るいサウンドを使ってプロデュースしました。夏にスペシャルな人と過ごした時間を思い出し、その時にもう一度戻れたらと願う曲です。暑い日にリラックスして楽しい時間を過ごしながら車の中でかけられるような曲を集めたアルバムなので、アルバムタイトルは『Summer love』にしたかったです。
去年、ロサンジェルスに行きました。その時にすごくイイ感じのサマーヴァイブを感じました。夏の東京はいつも活気がありますね、特に夜のクラブシーンは。
夏ソングで大好きな曲はウィル・スミスの「Miami」です。これを聞くと暑い夏の日とビーチが思い浮かびます。
そこで、スティーヴィー・ホアン自身が今回のアルバム、そして自分のキャリア、さらに自国UKや日本の音楽シーンについて何を考え、どう感じているのかを激白したインタビューをお届けしよう。
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── 前作にあたる『ALL NIGHT LONG』そして『NO COMING BACK』を振り返ってみてどうですか?
多くのシンガーたちがアルバム1枚すら出せない中、3枚ものアルバムを出せたという事は夢のようです。多くの人に僕の曲を聴いてもらえて、僕の物語を共有してもらえることは素晴らしい体験です。『ALL NIGHT LONG』は僕にとって大切なアルバムです。このアルバムは今までよりポップで日本での僕の知名度が上がりました。『NO COMING BACK』はすごくいいボーナストラックを収録したスペシャル・エディションでした。過去のアルバムには誇りを持っていますし、たくさんの知識と経験を得ることができました。そしてこれからも今まで同様に向上していければと思っています。
── マーキュリーとの契約に関して聞かせて下さい。またそこで学んだことはありますか? レッドワンとのコラボや、ロバート・オートンのミックス、リアレンジについてはどう思いましたか?
マーキュリーと仕事をした時間はとても良い経験になりました。すごく良いPVを撮ったり、全国ツアーをしたりと貴重な機会を与えてもらいました。ただ良くなかったことは、僕が今までやってきた音楽のやり方に自由を貰えなかったことです。僕はインディーアーティストとしてスタートしたので、音楽のスタイルに関して自分で決めることに慣れていましたが、彼らはUKマーケット用に僕を変えたかったのだと思います。そこがうまくいかなかったですね。でもメジャーレーベルと契約する経験ができたことは良かったと思っています。レッドワンやロバート・オートンと仕事ができたことは素晴らしい経験でした。彼らは世界で最も優れたプロデューサーとエンジニアの2人ですから。彼らからはたくさんの事を学びました。でもダンススタイル曲は、あまり僕には合わなかったかな。R&Bのようには。僕のベスト曲はR&Bスタイルだと思いました。
── 新作を制作する上で思い描いたコンセプトを教えて下さい。
このアルバムにはいろいろな曲がミックスされています。様々な音楽スタイルが出来るということを見せたかったです。と同時に昔からのファンが喜んでくれるような本物のR&Bもあります。僕はひとりで音楽を作っているので、いつも向上するように努力しています。世界中の最新サウンドを取り入えたアルバムを作りたかったので、マイケル・ジャクソンからレディー・ガガまで様々な音楽を聴いてインスピレーションを受けました。音楽業界は常に変化していて、アッシャーやニーヨでさえダンス・ソングを作っている。R&Bだけをやっているわけにはいかないのです。いろいろなスタイルをミックスして、子供から大人までエンジョイしてもらえるようなアルバムを作りたかったです。
── 「All Around The World」をカヴァーした理由を教えて下さい。原曲への思い入れについてや工夫したこと、May J.とのコラボレーションについて教えて下さい。
「All Around The World」のカヴァーは驚きのチョイスでした。僕もレーベルも、誰も思いも寄らないようなカヴァーをやりたかったから、いいアイデアでした。80年代の曲だから誰もが知っている曲でクラシックだけど、今までP.ディディ以外、ビッグ・アーティストは誰もカヴァーしたことがないのです。なのでこれが初めての真のR&Bカヴァーということで、すごく良かったです。リサ・スタンスフィールドのオリジナルや、バリー・ホワイトとのコラボレーションも大好きでした。彼らのヴォーカルはすばらしく、80年代のすばらしい曲です。でも今回僕は2011年らしい新しいサウンドと新鮮なヴァイブを出したかった。オリジナルが持つ魔法を残しながら、僕のスタイルで新しい曲のようなサウンドにしたかった。May J.をフィーチャーしたのはすごく良かったです。彼女とは去年スタジオで仕事をした事があって、彼女はすばらしいシンガーです。この曲は彼女の声にフィットしたと思います。僕たちの声もお互いによく合うと思います。
── 「Fight For You」ではTOTOの「Africa」を引用してますが、これについてはどうですか? またゲスト参加したアイヤズについても教えて下さい。
アフリカは僕の最も好きな曲のひとつです。パワフルな曲で、コーラスが素晴らしい。このコーラスを自分の曲の中で使いたかったので、周りから反対されても好きな女の子といっしょにいるために、彼女のために戦うという歌詞を書きました。曲のコンセプトはまったく違うものに変更しましたが、アフリカのコーラスに完璧にマッチしました。アイヤズとは去年レッドワンと仕事をしていた時に会いました。彼はとても良い人で、Twitterのネームを聞かれて、もしかしたら一緒に曲をやろういう話をしました。彼にトラックを送ったら、気にいってくれました。彼の声にとても合っていると思います。この曲を書いた時にアイヤズに歌ってもらえたら良いと思ったことを覚えています。だから彼をフィーチャーできた事はとても嬉しいです。
── シングル曲、そのPVについて教えて下さい。アルバム・タイトルは『Summer love』ですが、具体的にイメージした夏がありますか? また、今まで行ったことのある街、国だと、どこの夏が良かったですか? あなたにとって思い出深いサマーチューンを教えて下さい。
「Summer love」はアップビートの気持ちが良い曲です。この曲を書いた時、聞いてくれる人に夏を思い起こしてもらいたいという気持ちでした。ムードを作るためにカラフルで明るいサウンドを使ってプロデュースしました。夏にスペシャルな人と過ごした時間を思い出し、その時にもう一度戻れたらと願う曲です。暑い日にリラックスして楽しい時間を過ごしながら車の中でかけられるような曲を集めたアルバムなので、アルバムタイトルは『Summer love』にしたかったです。
去年、ロサンジェルスに行きました。その時にすごくイイ感じのサマーヴァイブを感じました。夏の東京はいつも活気がありますね、特に夜のクラブシーンは。
夏ソングで大好きな曲はウィル・スミスの「Miami」です。これを聞くと暑い夏の日とビーチが思い浮かびます。
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