ネット発の注目クリエイターkous(コウス)、デビュー

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柴咲コウに楽曲を提供したことで一躍注目を浴びたDECO*27(デコ・ニーナ)や、自身の楽曲が大手メーカーでゲーム化される他、多彩なリミックス・ワークなどでミュージシャン達からの評価も高いsasakure.UK(ササクレ・ユーケイ)といったアーティストを輩出するレーベルU/M/A/A Inc.(ユーマ株式会社)から、またひとり、アーティストが登場する。6月22日にデビュー・アルバム『機械の花ラボラトリ』をリリースする、kous(コウス)だ。

◆「嘘つきの街」PV映像

様々な楽器を操るマルチ・プレイヤーにして叙情系プロデューサーのkousは、美しくねじれた世界を叙情的に表現する若きクリエイターでありながら、プライベートではすでに父親でもあり、実は料理上手なパパであるという噂も飛び交う、どこか掴みどころのないユニークな存在だ。

自宅にスタジオもあったという恵まれた音楽環境に育った彼は、幼少から楽器に親しみ、高校生の頃には生楽器を使用しての作曲を開始している。若くして結婚した彼だったが、ネットの中で発表されているボーカロイド作品に衝撃を受け、家庭持ちながら自らもボーカロイドを使用した音楽活動を開始することを決意。本格的に創作活動を開始してからの創作ペースの早さは群を抜いており、約2年間の間に、ネット上で50曲を超える楽曲を発表、自主制作盤としてなんと8枚のアルバムをリリースしている。

kousの楽曲の中で発せられる言葉は、率直で切なく、時に聴くものをドキりとさせる。そして裏腹にどこか優しさと温かさを内包する。ムーブメントの中で様々なアーティスト達が動画再生回数を競う中で、彼が再生回数とは違う評価で多くのユーザーから支持を得ていたのは、その確固たる独自の世界観が熱狂的な支持を集めた事が一番の理由だろう。

『機械の花ラボラトリ』は、これまで発表してきた多数の音楽作品の中から選りすぐり、リアレンジして生まれ変わった20曲が収録されている。椎名林檎、スピッツ、Cymbals、クラムボンらに影響を受けたというkousは、様々なボーカロイド・プロデューサーの中でも、日本のロック・サウンドの叙情性を素直に受け継いだクリエイターのひとり。

7月10日(日)19:00からは、TOWER REOCRDS新宿店でのインストア・イベントも決定しているので、是非ご注目を。


『機械の花ラボラトリ』
2011年6月22日発売
初回生産限定XECJ-1012 \3,000(tax in)
※CD+DVDの2枚組デジパック
※32P絵本型ブックレット
※三方背BOX付き

◆『機械の花ラボラトリ』オフィシャルサイト
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