T.M.Revolution、プライドを掲げた新たな決意表明「FLAGS」インタヴュー

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T.M.Revolution

New Single 「FLAGS」 2011.6.22 Release

INTERVIEW

“FLAGS”=プライドを引っ提げて戦(いくさ)場に行く。つまり、僕がT.M.R.で何をやろうとしているのか、ここで明確にしているつもり。

――大きな節目。

西川:はい。4月に出した『CLOUD NINE』というアルバムは、それ以前のオリジナル・アルバムのリリースがなかった6年間にしっかり決着をつけて、新たな章がここから始まる、という想いで作っていたんですね。で、その新たな章の第一弾シングルがこの「FLAGS」で。カップリングの「The party must go on」のタイトルも“まだまだ続くよ”っていう意味を込めて。どちらもそうですけど、そういう新たな宣言みたいなものが今作には込められていて、自分的にはそこをすごく大事にしたいっていうのがありましたね。

――楽曲的にも、T.M.Revolutionらしいハイテンション・ナンバーで、歌詞もまさに新たな宣言と呼ぶにふさわしい内容になっていますね。

西川:そうですね。“FLAGS”っていうのは、和訳すると“のぼり”じゃないですか。で“のぼり”とは自分の家紋なり自分の藩の目印がついた旗で、言ってみればそれはプライドですよね。それを引っ提げて、戦(いくさ)場に行く、と。つまり、僕がT.M.R.で何をやろうとしているのか、ここで明確にしているつもりですし、今回6年ぶりにリリースがありました、ツアーもやってます、でもこの先どうなっちゃうの?みたいに思ってる人に対しても“何も心配することはないよ”って。そういうことを、タイトルを含めたすべての内容で伝えているつもりです。

――この歌詞の中には“天を目掛けた”とか、「The party must go on」の方でも“天下分け目”という言葉が出てきますけど、西川さんにとって“天下を取る”というのは、どういうことを意味しますか?

西川:そうですねぇ……一口に“天下”と言っても難しいですけど、やっぱり“唯一無二の存在である”ということでしかないんじゃないかな。例えば、僕にとって両親は父親ひとり母親ひとりで、これってどれだけ離れていようが何年会ってなかろうが、変わらない事実なわけですよ。なんかそういう存在として自分を受け止めてくれる人たちを、一人でも多く増やしていくというか、そういう存在になれるように頑張りたいなって。

――でもそういう意味では、T.M.Revolutionはすでに唯一無二の存在になっていると思うんです。先日のライヴでも実はそのことを改めて実感したんですよね。

西川:いや、まだまだ……それこそ今回ツアーを廻ってみてね、まだまだT.M.R.を観たことない人ってたくさんいるんだなぁっていうのを感じたし。アンケートとか見ても、“T.M.Revolutionってライヴだとこうなんですね?”みたいなことが書いてあって、それはすごい新鮮だった。新鮮だったし、だからこそやっぱり、楽曲なりライヴなりでT.M.R.というものをちゃんと届けていかなきゃなって。あの、T.M.R.っていうのは、ソロのプロジェクトですけど、T.M.R.を構成しているのは皆さんで、皆さんの想いを受けて僕がいろんなものを返していく。その想いの象徴が僕であるだけなんです……っていうことを、当初は言い続けていたんですよね。でも、その説明をスタート時から比べるとずいぶん端折るようになっていて。だから今改めて、この「FLAGS」の歌詞にも出てきますけど、“集え”と。それが何を意味しているかと言ったら、今こそもう一度、そういう想いで集まって、一回りでも二回りでもT.M.R.を大きくして、みんなで次のステージに向かおう、と。「FLAGS」はそれを高らかに宣誓している、そういう曲だと思っています。

――じゃあ高らかに宣誓して、ここからまた新たなスタート。

西川:そうですね。20周年に向けて。言い方を変えると、ここからいよいよ20周年へのカウント・ダウンが始まる、と。

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