DIR EN GREY、大阪のファンを前に、6月22日発売のシングル「DIFFERENT SENSE」を初披露
5月14日、<「a knot」only TOUR2011 THE DECOMPOSITION OF THE MOON>と銘打たれたDIR EN GREYの新規ツアーが大阪で幕を開けた。去る1月上旬に終了した<THE UNWAVERING FACT OF TOMORROW TOUR2010-2011>以来となる今回のツアーは、彼らのオフィシャル・ファンクラブである「a knot」の会員のみを対象としたもの。これから5月26日の最終日までの間に東京、名古屋、京都での公演が行なわれることになっており、チケットは当然ながらすべてソールド・アウトとなっている。
◆DIR EN GREY、大阪のファンを前に6月22日発売のシングル「DIFFERENT SENSE」を初披露~拡大画像~
ツアー初日、会場となったZepp Osakaには、過去数ヵ月の間に飢餓感を募らせてきた筋金入りのコア・ファンたちが集結した。機材トラブルのために開演が20分以上遅れ、さらにアンコール時には照明卓の異状によりステージ上が一瞬、暗闇になるというアクシデントもあり、加えてメンバーたちの演奏ぶりにもツアー初日ならではのある種の堅さが感じられる部分があったが、激しい起伏を伴った濃密で刺激的なライヴだったことは言うまでもない。詳しい演奏内容については、FC限定公演ということもあるので必要以上には触れずにおきたいところだが、耳慣れないオープニングSEに乗って登場した5人が最初に演奏したのが、意表を突く「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」だったことは記しておきたい。
そして新旧を織り交ぜつつの演奏メニューが進むなか、ライヴ本編の終盤に、「LOTUS」から続けざまに初披露の楽曲が登場。それが6月22日に発売を控えているニュー・シングル、「DIFFERENT SENSE」だった。タイトルからだけでは音楽的方向性を察知しがたいところがあるはずだが、獰猛さと優美さ、残忍さとせつなさとを併せ持った場面転換豊富なこの楽曲の素性に、誰よりも早く触れることになった大阪のオーディエンスは、怒濤のごとき展開に唖然としつつも激しくヘッド・バンギングし続けた。また、彼らの楽曲にしてはめずらしくギター・ソロがフィーチュアされている点に新鮮さを感じた観客も少なくないだろう。当然ながら今後、毎公演で確実にこの「DIFFERENT SENSE」が披露されるとは限らないが、少なくともこのツアーが終わる頃までに、この曲がライヴにおける最大のハイライトのひとつになっていくことは間違いない。
このシングルの先には当然ながら、2008年11月発売の『UROBOROS』以来となるニュー・アルバムも控えているわけだが、まずはこのツアーの動向を見守りつつ、「DIFFERENT SENSE」の発売を心待ちにしながら、“最強にして最狂”と広く認められた『UROBOROS』に続く作品の像を思い描きたいところである。
文●増田勇一
NEW SINGLE「DIFFERENT SENSE」
2011年6月22日(水) RELEASE
初回生産限定盤(CD+DVD):SFCD-0084~85 ¥1,890 (tax in)
通常盤(CDのみ):SFCD-0086 ¥1,260 (tax in)
<TOUR2011 PARADOX OF RETALIATION>
8月7日(日) オランダ/ユトレヒト/Tivoli
8月9日(火) フランス/パリ/Divan du Monde
8月10日(水) フランス/パリ/Divan du Monde
8月12日(金) イギリス/ロンドン/Koko
8月13日(土) ドイツ/ボーフム/Zeche Bochum
8月16日(火) イタリア/リミニ/Velvet
8月18日(木) ハンガリー/ブダペスト/Club 202
8月20日(土) ポーランド/クラクフ/Klub Studio
8月21日(日) ドイツ/ベルリン/Columbia Club
8月23日(火) フィンランド/ヘルシンキ/Nosturi
8月25日(木) ロシア/モスクワ/Milk Club
(問)http://www.twisted-talent.com/
<Wacken Open Air>
8月6日(土) ドイツ/ヴァッケン/ヴァッケン
(問)http://www.wacken.com/
<「a knot」only TOUR2011 THE DECOMPOSITION OF THE MOON>
5月18日(水) 東京 Zepp Tokyo
5月19日(木) 東京 Zepp Tokyo
5月22日(日) 愛知 名古屋ダイアモンドホール
5月23日(月) 愛知 名古屋ダイアモンドホール
5月25日(水) 京都 京都FANJ
5月26日(木) 京都 京都FANJ
[問]フリップサイド 03-3466-1100
◆DIR EN GREYオフィシャルサイト
◆DIR EN GREYオフィシャル オンライン・ショップ
◆DIR EN GREYオフィシャル myspace
◆DIR EN GREY、大阪のファンを前に6月22日発売のシングル「DIFFERENT SENSE」を初披露~拡大画像~
ツアー初日、会場となったZepp Osakaには、過去数ヵ月の間に飢餓感を募らせてきた筋金入りのコア・ファンたちが集結した。機材トラブルのために開演が20分以上遅れ、さらにアンコール時には照明卓の異状によりステージ上が一瞬、暗闇になるというアクシデントもあり、加えてメンバーたちの演奏ぶりにもツアー初日ならではのある種の堅さが感じられる部分があったが、激しい起伏を伴った濃密で刺激的なライヴだったことは言うまでもない。詳しい演奏内容については、FC限定公演ということもあるので必要以上には触れずにおきたいところだが、耳慣れないオープニングSEに乗って登場した5人が最初に演奏したのが、意表を突く「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」だったことは記しておきたい。
そして新旧を織り交ぜつつの演奏メニューが進むなか、ライヴ本編の終盤に、「LOTUS」から続けざまに初披露の楽曲が登場。それが6月22日に発売を控えているニュー・シングル、「DIFFERENT SENSE」だった。タイトルからだけでは音楽的方向性を察知しがたいところがあるはずだが、獰猛さと優美さ、残忍さとせつなさとを併せ持った場面転換豊富なこの楽曲の素性に、誰よりも早く触れることになった大阪のオーディエンスは、怒濤のごとき展開に唖然としつつも激しくヘッド・バンギングし続けた。また、彼らの楽曲にしてはめずらしくギター・ソロがフィーチュアされている点に新鮮さを感じた観客も少なくないだろう。当然ながら今後、毎公演で確実にこの「DIFFERENT SENSE」が披露されるとは限らないが、少なくともこのツアーが終わる頃までに、この曲がライヴにおける最大のハイライトのひとつになっていくことは間違いない。
このシングルの先には当然ながら、2008年11月発売の『UROBOROS』以来となるニュー・アルバムも控えているわけだが、まずはこのツアーの動向を見守りつつ、「DIFFERENT SENSE」の発売を心待ちにしながら、“最強にして最狂”と広く認められた『UROBOROS』に続く作品の像を思い描きたいところである。
文●増田勇一
NEW SINGLE「DIFFERENT SENSE」
2011年6月22日(水) RELEASE
初回生産限定盤(CD+DVD):SFCD-0084~85 ¥1,890 (tax in)
通常盤(CDのみ):SFCD-0086 ¥1,260 (tax in)
<TOUR2011 PARADOX OF RETALIATION>
8月7日(日) オランダ/ユトレヒト/Tivoli
8月9日(火) フランス/パリ/Divan du Monde
8月10日(水) フランス/パリ/Divan du Monde
8月12日(金) イギリス/ロンドン/Koko
8月13日(土) ドイツ/ボーフム/Zeche Bochum
8月16日(火) イタリア/リミニ/Velvet
8月18日(木) ハンガリー/ブダペスト/Club 202
8月20日(土) ポーランド/クラクフ/Klub Studio
8月21日(日) ドイツ/ベルリン/Columbia Club
8月23日(火) フィンランド/ヘルシンキ/Nosturi
8月25日(木) ロシア/モスクワ/Milk Club
(問)http://www.twisted-talent.com/
<Wacken Open Air>
8月6日(土) ドイツ/ヴァッケン/ヴァッケン
(問)http://www.wacken.com/
<「a knot」only TOUR2011 THE DECOMPOSITION OF THE MOON>
5月18日(水) 東京 Zepp Tokyo
5月19日(木) 東京 Zepp Tokyo
5月22日(日) 愛知 名古屋ダイアモンドホール
5月23日(月) 愛知 名古屋ダイアモンドホール
5月25日(水) 京都 京都FANJ
5月26日(木) 京都 京都FANJ
[問]フリップサイド 03-3466-1100
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