スリップノット「バンドの存続はツアー次第」
この夏、べーシストのボール・グレイが亡くなって以来初のツアーを行なうスリップノット。フロントマンのコリィ・テイラーは、バンドがその後も存続するかどうかはこのツアー次第だと話している。
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コリィ・テイラーはミシガンのラジオ局WGRD Radioでこう語ったという。「ファンに間違った期待を抱かせるつもりはない。もし、このツアーが上手くいかなければバンドは終わりかもしれない」
スリップノットの将来については、必ずしもメンバーの意見が一致しているわけではない。このようにコリィ・テイラーが一貫して「確信が持てない」との見解を示しているのにくらべ、ドラムのジョーイ・ジョーディソンはバンドの存続を望む発言を繰り返している。彼は先日も「バンドはずっと続く」と宣言したばかりだった。
果たしてこのツアーがコリィ・テイラーに確信を抱かせるにいたるのか(ファンにとっては、1回のツアーで決めて欲しくないだろうが)、スリップノットにとって重要な転換点となる。
スリップノットのツアーは6月17日にアテネでスタート(Sonispere Festival)。9月15日のブラジル公演まで13公演が行なわれる。
コリィ・テイラーは「いまのところ、(ニュー・)アルバムの計画はない。このツアー以外何も予定はしていない。でも、もし上手くいったら、もしみんながまとまることができて、ポールのために正しいことができたなら、将来を考える」とも話している。
Ako Suzuki, London
◆BARKS洋楽チャンネル