世界のトップ4のアナログコンソールのサウンドをDAWへ!「Slate Digital VCC」登場

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宮地商会 M.I.D.は、世界のトップ4のアナログコンソールのサウンドをモデル化した「Slate Digital VCC(Virtual Console Collection)」を発売した。

「Slate Digital VCC」は、2010年11月のAESショウで発表されて以来、全世界でその発表が心待ちにされていたプラグイン。そのVCCがついに日本国内で発売される。

VCCは、NEVE、SSL4000、api、Tridentといった王道の定番コンソールのサウンド・キャラクターをモデリング。チャンネル・ストリップやEQではなく、あくまでも「そのコンソールをシグナルが通過したときのサウンドの変化」のみに注目してサウンドをデザインしている。チャンネル・インサート用の「Virtual Channel」とミックスバス用の「Virtual Mix Buss」の2種類のプラグインから成り、この2つのプラグインはそれぞれ4つのコンソール・モデルの中から1つを選択することが可能だ。

全トラック、あるいはチャンネル・グループ全体にVirtual Channelをインサートし、さらにミックスバスにVirtual Mix Bussをインサートすることにより、個々のチャンネルのキャラクターがサミングされて、Virtual Console Collectionの本領が発揮されるという。また、Virtual Channelはミックス時における個別のトラックに適用し、Virtual Mixbussはマスターフェーダーの最初にインサート。これで、DAWが一瞬にして「リアル・アナログ・ミキシング・デスク」へと変貌する。音像イメージとサウンドのディープ感が向上し、各インストゥルメントは周波数スペクトラムにおいてより良くフィット。ミックスがより手軽で音楽的なものになる。

各ミキサートラックの“スウィート・スポット”を見つけるためにDAWフェーダーを押し上げることすらできると開発者のスティーヴン・スレートは述べている。先日のフランクフルト ミュージックメッセでは新たに真空管コンソールのモデリングも今後のアップデートで追加(無償)されることがアナウンスされているというのも頼もしいところだ。

<動作環境>
フォーマット:RTAS / VST / AU (WindowsはVSTのみ)
オーソライズ方式:iLok2 ※旧iLokでは動作しない。iLok2は別売。
●Mac
Intel processor, 1 GB of RAM
Operating system: Mac OS X 10.5 or later
●Windows
Hardware: any Intel or AMD processor with SSE2 support, 1 GB RAM
Operating system: Windows XP, Windows Vista (32Bit), Windows 7(32Bit)

◆Slate Digital VCC(Virtual Console Collection)
価格:オープン(市場予想価格)24,990円
発売日:2011年4月18日
パッケージ形式:DVDケース型パッケージ、日本語マニュアル付き(インストーラ・ディスクは付属しない。登録後ダウンロード)

◆Slate Digital Virtual Console Collection 製品詳細ページ
◆宮地商会 M.I.D.
◆BARKS 楽器チャンネル
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