Line 6が黒い「POD HD」をアナウンス、HDアンプ・モデリングをデスクトップタイプでも! 

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Line 6は、デスクトップ・フォーマットのPOD HDマルチエフェクト・プロセッサーをアナウンスした。

ドイツで開催のMusikmesse 2011で発表となった「POD HD」は、世界中でポピュラーなデスクトップ・ダイレクト・レコーディング・デバイスとなっているPODの最新バージョン。ベストセラーを記録する同社の「POD HD500」同様、革新的なHDアンプ・モデルとMシリーズ相当のエフェクトを搭載する。新世代のアンプ・モデリングであるHDアンプ・モデリングを搭載するPOD HD300/400/500がフロアタイプのペダル仕様だったのに対して、今回発表された「POD HD」はデスクトップタイプの形状となっている。こちらのほうがPODらしいと感じる人も多いはずだ。

搭載されるHDアンプ・モデルは16種類。非常に幅広いアンプ・トーンを提供するだけでなく、これまでにないレベルを実現している。これらのモデルは、Fender Twin Reverb、Hiwatt Custom 100、Supro S6616、Gibson EH-185、Divided by 13 JRT 9/15、Dr. Z Route 66 、Vox AC-30(Top Boost)、Marshall JTM-45 MkII 、Park 75 、Mesa/Boogie Dual Rectifier、ENGL Fireball 100など、バラエティ豊かなモダン&ビンテージ・アンプにインスパイアされたもの。以前のPOD製品でモデリングされていたアンプも、HDアンプ・モデリング・テクノロジーによりPOD HD用に再モデリングされているのもポイントだ。

エフェクトの充実ぶりもうれしいところ。「POD HD」には100種類以上ものMシリーズクオリティのエフェクトが搭載される。M13やM9 Stompbox Modelerで有名なMクラス・エフェクトは、ビンテージなファズからモダンなピッチ・エフェクトまで、あらゆるエフェクトで優れた成果を生み出すもの。クラシックなストンプボックスやラック機器のモデリングなど、Line 6によるカスタムデザインが行われたMクラス・エフェクトには、濃密なコーラスやスウィートなリバーブ、個性的なディレイなど、さまざまなモデルが収められている。


さらに、入出力も豊富に備えられている。1/4インチ入力、XLR 入力、ステレオ・バランス出力、ヘッドフォン出力、USB 2.0およびS/PDIF出力など。デスクトップ・デザインなので、バッグにつめこんで持ち運びもカンタン、モバイル・レコーディングにも対応可能だ。視認性の高いディスプレイと物理的なノブを搭載するため、ポイント&クリックなしに素早いコントロールが可能なのも特徴だ

国内発売は2011年6月中旬以降。価格を含めた正式なアナウンスがそれまでに行われる。「HDアンプ・モデリングは気になるけど、PODはフロアタイプだけでなくやっぱり豆みたいな形も欲しい」と思っていた人は登場をいましばらく待とう。

◆POD HD Desktop 製品詳細ページ
◆Line 6 Japan
◆BARKS 楽器チャンネル
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