豪華クリエイターが大挙参加した、軽やかで楽しいけれどちょっぴり切ない『TOKYO CONNECTION』

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HALCALI

New Album 『TOKYO CONNECTION』 2011.2.9 Release

INTERVIEW

運とつながりでここまで来れました(笑)。だからこれからも、運とつながりを大事にしてやっていこうと思います。(HALCA)

――その次は「Hey My Melody」。これ好きです。泣けます。

HALCA:ヨースケ@HOMEもこれが一番好きって言ってました。

YUCALI:この曲は友達のことを書いてるんですけど、最初に歌詞を持っていった時に男性のスタッフに“恋愛の曲でしょ?”って言われたんですよ。私たちから出てきた女の子同士の友達感ってこれなんだけど、男の人から見ると全然違うみたいで、聴く人によって色んな捉え方ができて面白いかもと思いました。

HALCA:確かに、♪お別れのマイメロディ、だから。恋愛っぽくもあるけど。

YUCALI:サビの感じはね。いろんなところに当てはまるかもしれない。

――なんとなく、卒業シーズンを意識したみたいな?

YUCALI:そうですね、卒業もありつつ、就職してとか結婚してとかで、会えなくなった友達がけっこういるんですよね。そういうイメージでもありました。これはナカムラヒロシさんの個人スタジオで、何日間か通って、ずっと一緒に過ごしながらゆっくり作っていって。歌入れもそこでやったから…。

HALCA:その感じがいいって、ナカムラさんも言ってました。バスタオル1枚で区切られたみたいなところで歌ったんですけど、その雰囲気がこの曲にはすごい合ってるから。

――「ストロベリーチップス」のセルフカヴァーは、プロデュースが塚本功さんで、ラヴァーズっぽいアレンジで。ミュージシャンがすごいことになってますね。EGO-WRAPPIN’のバンドや、SLY MONGOOSE、LITTLE TEMPO、Piraniansや、錚々たるメンバーが揃っちゃってます。

YUCALI:超豪華版です。こういうところが、トーキョー・コネクションだなと思いますね。

HALCA:私たち的にもすごいテンションが上がるメンツです。

YUCALI:オケ録りがすごい楽しみで、誰よりも早く行ったよね。まだ準備できてないから“来るの早いよ”って言われて。楽しみにしすぎだろうみたいな。

HALCA:HALCALIの曲にブラスが入ることはなかなかないから、見たかったんですよ。

YUCALI:「ストロベリーチップス」はずっと歌ってきた曲だから、HALCALIの曲をこんなふうに演奏してくれて感動、みたいな。オリジナルを好きな人も新しい気持ちで聴けるというか、前のほうが良かったとか、比べるものじゃない感じ。まったく違うものとして聴いてもらえると思います。

――そして最後はにぎやかに、80KIDZリミックスの「マーチングマーチ」で締めくくると。

HALCA:これこそタイミングが良かったなって思います。最初はNISSAN「MARCH」のCMソングとしてあったお話なんですけど、あまりにも良くて“アルバムに入れよう”ってなったんですよ。

YUCALI:この曲に関しては、今回私たちは何もしてないので。

HALCA:ただ喜んだだけ(笑)。ありがとうみなさん!っていう感じ。

YUCALI:おまけ的な感じですね。アルバムが本当は6曲だったところを、いいタイミングで7曲になりました。しかもラップのところ、けっこうロマンチックじゃない? “ラララ”が入ってくるところ、私、いつもぐっときちゃうのよ。HALCAのラップのところで。昔の、高校生ぐらいの頃の自分たちを思い出しつつ、ライヴでやったらちょっと泣けるな~って。

――こうして見ると、つくづくHALCALIってタイミングに恵まれてるというか、運を持ってるというか。そのひとことでまとめるのは失礼ですけども。

YUCALI:でもね、運はありましたよ、今回は。運ですね、私たちは。

HALCA:運とつながりでここまで来れました(笑)。だからこれからも、運とつながりを大事にしてやっていこうと思います。

YUCALI:それが大事だよね。

HALCA:うれしいですよね、こうやって好きな人たちと一緒にできたり、リミックスをしてくれてCMになってくれたり。おかげさまで、支えられてまた一枚できました。

YUCALI:HALCALIってこれだよって、堂々と言えるアルバムになったんじゃないかな。HALCALIって何なの?と思った人がいたとして、“これです”っていう。

HALCA:だいたい、あなたはどこらへんの誰ですか?っていう時に、友達を知ればその人を知るって言うじゃない? そういう感じですかね。この音を聴いて、この友達を見てもらえれば、なんとなくわかると思うんですよ。

YUCALI:こういうことやってる人たちね、みたいな。

――これぞまさに『TOKYO CONNECTION』。

HALCA:みんなで出し合ったんですけど、このタイトルが一番ぴたっと来ました。

YUCALI:ストーリーもつながったねって。ちなみに『TOKYO COLLECTION』じゃなくて『TOKYO CONNECTION』です。けっこう間違えられるんで。

――ざっくりと、これから2011年の動きはどんな感じで行きます?

YUCALI:運が向いてきてるから(笑)、いっぱい曲作りたいですねー。曲を作るのが楽しいと思えるので、今すごく。いっぱい曲を作るので、また会いに来てください。

――はい。リリースがあればすぐに来ます。

YUCALI:私たち次第ですね(笑)。がんばります。

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