ToshI、史上最大のディナーショー「本当に童心に戻った感じ」

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X JAPANのToshIが、1月24日東京・ザ・プリンスパークタワー東京で自身初のソロディナーショーを開いた。ステージではソロでの新曲「星空のネプチューン」など13曲を熱唱したほか、サプライズゲストとしてYOSHIKIも登場。ToshIが幼なじみのYOSHIKIにあてた「クリスタルピアノのキミ」では2人で初の連弾を披露するなど、盛りだくさんの内容で集まった1000人を魅了した。

◆ToshIディナーショー画像

フランス料理界の巨匠、三國清三シェフのディナーを取り入れた国内史上最高額の10万円(最高額の席の価格)のディナーショー。白い燕尾服で登場したToshIは1時間遅れての開演に「史上最大のディナーショーなので。遅れたのはYOSHIKIのせいではありません」と釈明。苦笑いする客を横目に「エアポート」「春の息吹」などソロの楽曲を歌い上げた。中盤には盟友のためにと肩からベースを下げたHEATH、コンガを持ったLUNA SEAのドラマー真矢も舞台に上がり会場は大盛り上がりに。3人で披露した「武士JAPAN」では「立っていいのはこの曲だけだぜ」とあおるToshIの声に客席は総立ちとなり、静かなフロアがロックコンサート会場に一変した。

YOSHIKIとの共演では23名のオーケストラを従えた「ENDRESS RAIN」などX JAPANの楽曲も披露。このほかディナーショーならではの特別版としてYOSHIKIが楽曲を提供した「今を抱きしめて」(吉田栄作と仙道敦子がユニット:NOAでデュエット)、「Seize the light」(globe)をToshIが歌う演出も。「Seize the light」を歌唱中には、「楽譜が足りない!」と焦るYOSHIKIに気付いたToshIが、YOSHIKIが持参したクリアファイルから楽譜を取り出し譜面台にセットし、歌と演奏を継続。ToshIの機転の早さと、コミカルなYOSHIKIの表情に客席から大きな拍手が起こっていた。

公演終了後ToshIは「みなさんどうもありがとうございました。本当に童心に戻った感じでみなさんと一緒に楽しむことができました。(今日を)さらなる再スタートとして歩んでいきたい。友だちに支えられ、みなさんに支えられ、またこれからYOSHIKIとともに歩んで行きたいと思います」と感謝の気持ちを述べた。公演は25日も、同地で開かれる。

取材・文:西村綾乃

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