ドラマ『ゲゲゲの女房』で癒される理由に窪田ミナの音楽あり

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2010年の流行語大賞といえば「ゲゲゲの~」。これがNHKの朝ドラ『ゲゲゲの女房』からきているのは誰もがご存知なことだろう。かのナインティナイン・岡村隆史はじめ、多くの人が視聴していたというドラマ『ゲゲゲの女房』。その音楽を担当しているのが作曲家・ピアニストの窪田ミナだ。

◆窪田ミナの画像、『ゲゲゲの女房』サントラデモ収録時の映像

窪田ミナはイギリス王立音楽院・同大学院を卒業した才媛。英国内にて幅広いフィールドのアーティストの作品に参加後、拠点を日本に移し数多くのドラマ、映画の音楽を担当。アニメへの楽曲提供などの活動でも知られ、ピアニストとしても活躍中だ。

ドラマ『ゲゲゲの女房』大ヒット化の要因として、「頑張らない新しいヒロイン像」など、様々な事柄が挙げられているが、それらに加え、ドラマの背景に流れる音楽のクオリティの高さもポイントと言われている。『ゲゲゲの女房』谷口チーフ・プロデューサーも「窪田さんが奏でる音楽がドラマのグレイドを高めている」とたびたび発言している。

窪田ミナの音楽には、ドラマの劇中音楽にありがちな“さあ泣け”“さあ笑え”といった、感情の押し売り的なところはまったくない。むしろ常に物語を優しく包むイメージだ。極貧の状況を描いている『ゲゲゲの女房』を観て、“癒される”、“暖かい気持ちになる”という人が多いのは、そんな窪田ミナの、気品あふれる凛とした響きがドラマの背景に存在している、ということも大きな要因かもしれない。懸命に生きる水木しげる夫妻の厳しい貧乏生活が、むしろ幸せな世界のように感じられるのだ。

注目度は高まっている一方で、普段は作曲活動に専念しているため、窪田ミナがテレビ等に出演することはほとんどない。ただ先日、NHK『スタジオパークからこんにちは』にゲスト出演したところ、Googleの「本日の急上昇ワード」では「窪田ミナ」が1位に。また、2枚リリースされている『ゲゲゲの女房』のサントラ盤が、一時期「Amazonベストセラー商品ランキング」の「サウンドトラック/日本のTV」で1位2位を独占するといった状態が発生した。

そんな彼女、2011年1月27日には、STB139スイートベイジル(六本木)にて、ついにライヴ活動を本格始動させる。今回は『ゲゲゲの女房』サントラ盤収録曲のほか、自身のアルバム曲なども取り混ぜて演奏する予定。ケルト・テイストの躍動感あふれる曲から、クラシカルな室内楽風、さらにはソロピアノまで。『ゲゲゲの女房』の感動を、音楽で、ライヴで新たに体感できるコンサートとなるはずだ。

【ライヴ情報】
公演名:窪田ミナ Live ~ Dreamscape ~ 「ゲゲゲの女房」の音楽&More...
公演日:2011年1月27日
会場名:STB139スイートベイジル(六本木)
開場 / 開演:18:00 / 19:30
料金:5,500円(税込・全席自由・整理番号付き)
出演者:窪田ミナ (Pf)
杉野裕(Vn) 前田善彦(Vc) 豊田耕三(Tin Whistle, Low Whistle, Irish Flute)
中村大史(G, Acc, Mandolin) 竹下欣伸(Bass) 大石真理恵(Per) 宮良牧子(Vo)


◆窪田ミナ オフィシャルサイト
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