<QUATTRO MIRAGE VOL.1>EOR×MO'SOME TONEBENDERレポート

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タワーレコード渋谷店移転15周年記念イベント<QUATTRO MIRAGE VOL.1>。5日間連続で毎夜、意外な組み合わせの2バンドが出演する本企画、2日目の夜は、EOR×MO'SOME TONEBENDER。

◆<QUATTRO MIRAGE VOL.1>画像

▲EOR
▲MO'SOME TONEBENDER
EOR(entity of rude are)は、ドラマーは中村達也(LOSALIOS、FRICTION)、トランペットにタブゾンビ(SOIL&“PIMP”SESSIONS)、ベーシスト日向秀和(ストレイテナー)、キーボードにYUKI、エレファントカシマシ、Superflyらのプロデューサーとして活躍する蔦谷好位置という超強力バンド。

中村達也が鳴らす地響きのようなリズムから始まったのは、11月3日に発売されたアルバム『ENTITY OF RUDEMAN』の1曲目でもある、「Screaming of the gun」。いつもより低めにセットされたドラムを、時おり立ちながら叩く中村達也、タブゾンビの強力なブロウ、ひなっちの踊るベース、蔦谷さんの鬼気迫るプレイで一気に昇りつめ、疾走、始まって3曲で早くも最初のピークに。

「entity of rudeってどういう意味だっけ?」とMCもいつもの達也節が光る。メンバー紹介の後は「コルトパイソン」でディープな世界へといざなう。タブゾンビのトランペットが響き、息を呑む心地良さに揺れる。その後は、「タブゾンビ!」というコールで盛り上がる「ZOMBADOL」、激しい中に蔦谷さんのピアノが美しい「Pianoman」を演奏し、最後の「Golden thunder horn」で完全にロック。ロックはもちろん、ニューウェーブの要素、そしてインプロのせめぎあいのカッコよさを見せてくれた、まさにEORにしか出来ないステージ。

続いて、MO'SOME TONEBENDERが登場。「壊れてるよ」「カリフォルニア・ガール」でフロアは早くも沸点に。客席も踊る!百々のハイトーンヴォイス、ストレートなロックで気付くと早くも5曲演奏。そして、「寒くなってきたこの季節に合うと思います」と百々のMCで始まった「ペチカ」が、切なさを含んでフロアの雰囲気をガラリと変える。

が、しかし、「今日は静かな曲はこの曲で終わりです」というMCとともに、ここから最後までロックで突き抜ける。同じ故郷の先輩バンド・ルースターズのカバー「新型セドリック」や、12月8日、2年ぶりにリリースされるアルバム『STRUGGLE』からの新曲「Hammmmer」「Drum song」も披露された贅沢なステージ。

アンコールの「Big-s」には何と、タブゾンビが参加。血湧き肉踊るステージにフロアは狂喜乱舞。そして、アンコール2曲目に贈られたのは名曲「未来は今」。最高のロックンロールがガツンと心にきたステージを魅せてくれた。

TEXT:タワーレコード渋谷店 宇野文美
PHOTO:YUKARI MORISHITA

<QUATTRO MIRAGE VOL.1 EOR×MO'SOME TONEBENDER>
2010年11月16日
EOR
1.Screaming of the gun
2.BLACK VENUS
3.TELL ME
4.風林火山
5.コルトパイソン
6.ZOMBADOL
7.Pianoman
8.Hazard
9.Golden thunder horn

MO'SOME TONEBENDER
1.壊れてるよ
2.カリフォルニア・ガール
3.ラジカル・ポエジスト
4.STOP THE MUSIC
5.新型セドリック
6.ペチカ
7.JUNK
8.YOUTH
9.Hammmmer
10.Drum Song
11.GREEN & GOLD
ec1.BIG-S
ec2.未来は今

◆Quattro mirageオフィシャルサイト
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