DIR EN GREYをめぐる怪現象!? 禁断映像とともに再び話題を独占
2009年12月に発売されたDIR EN GREYのシングル、「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」が、ここにきてふたたび話題を集めている。
まずこの楽曲が、去る10月30日に日米での同時公開を迎えた映画『ソウ ザ・ファイナル3D』のサウンドトラック・アルバムに収録されている事実をお伝えしておきたい。人気シリーズ『ソウ』の通算第7作目にして初の3D作品であるこの映画は、そのストーリーの行方のみならず、LINKIN PARKのフロントマンであるチェスター・ベニントンが出演していることでも音楽ファンの注目を集めている。そしてサウンドトラック盤にはそのチェスターによる別プロジェクトのDEAD BY SUNRISEをはじめ、HINDERやSAVING ABEL、LORDIといった人気バンドの楽曲が収録されているのみならず、日本からもDIR EN GREYのこのナンバーに加え、WAGDUG FUTURISTIC UNITY、BOOMBOOM SATELLITESの楽曲が収録されているのだ。
このアルバムに「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」が収録されることになったのを日本のファン以上に喜んでいるのが、国外のファンだろう。今やアルバムやDVDを発表するたびに世界各国での同時発売が当然のようになっているDIR EN GREYだが、このシングルは現状、日本国外では正規リリースされていない。それでもこの夏のUK/ロシア・ツアーや先頃の北米ツアーでは、“現地の観衆が日本語の歌詞のまま大合唱する”という光景が見られたわけだが、そうした諸外国の熱心なファンにとって、今回のサウンドトラック盤はまさに待望のアイテムだったに違いない。
しかも特筆すべきは、この「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」のビデオ・クリップが、映画とのコラボという画期的な形で生まれ変わっているという事実だ。実際、2010年1月の日本武道館公演の際に初めてその全貌が公開されたこの曲のクリップは、以降、TV等ではさまざまな規制によりフル・スケールでオン・エアされることが一切なく、現在でも100%の状態での視聴が不可能な状況が続いている。が、結果的にはこうしてさらに衝撃度を増したヴァージョンを楽しめる機会が訪れたというわけだ。映画中の切迫感に満ちた映像が随所に挿入されたこの新作クリップの視聴については、下記をご参照いただきたい。ちなみにこの『ソウ』シリーズの音楽プロデューサーであるジョナサン・プラットは、DIR EN GREYについて次のように語っている。
「初めてロサンゼルスのウィルターン劇場で彼らのライヴを観たとき、まずはその音楽とパフォーマンスに圧倒された。そして気付かされたのは、観客の9割がアメリカ人だということ。現地の日本人がそこに集まっていたわけではないんだ。以来、彼らは私のなかでずっと“一緒に何かをしたい対象”だった。そして、彼らこそこの映画に似つかわしいバンドだと思った。しかも映像が素晴らしい。それがどんな言語で歌われていようと、彼らの視覚要素は強烈に訴えかけてくるし、彼らの音楽への取り組み方は実に深く考え抜かれたものだ。この映画のサウンドトラックに加わったことで、彼らにワールドワイドな露出の機会がさらにもたらされることを願っているよ」
(SAW 3D Soundtrack iPhone App/PRESSより)
発売からまもなく1年を経ようとしている「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」と、ファンにとってはずっと飢餓感の対称だったこの楽曲のビデオ・クリップ。『ソウ ザ・ファイナル 3D』は公開後第1週の全米興行収入成績が1位を記録しているが、このサウンドトラック盤、そしてこの楽曲のこれからの行方にも注目したいところである。
増田勇一
『SAW 3D』(MUSIC INSPIRED BY THE FILM)
2010.10.26
7669299518-2(US輸入盤)
Manufactured by SIN
Distributed by Red Int / Red Ink
1. Never (exclusive*) / Saving Abel
2. Condemned / Dead By Sunrise (Chester Bennington)
3. Waking Up The Devil / Hinder
4. Goliath / Karnivool
5. Promises / Nitzer Ebb
6. Love Is Dead / Kopek
7. Badass (exclusive*) / Saliva
8. The World Belongs To me / My Darkest Day
9. Turn It On / Default
10. Firefly / I-Exist
11. What Goes Around Comes Around / Boom Boom Satellites
12. Scream / Adelitas Way
13. Hoodoo Woman / Krokus
14. This Is Heavy Metal / Lordi
15. Ram The Crush / Wagdug Futuristic Unity
16. Hageshisa to, Kono Mune no Naka de Karamitsuita Shakunetsu no Yami
(exclusive※) / DIR EN GREY
※exclusive…北米において未発表の楽曲※DIR EN GREYの「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」は日本にて発売している楽曲と同一。
<THE UNWAVERING FACT OF TOMORROW TOUR2010-2011>e+(イープラス)プレオーダー受付
12月28日(火) 大阪府・なんばHatch
12月31日(金) 愛知県・Zepp Nagoya
1月1日(土・祝) 愛知県・Zepp Nagoya
受付URL:http://eplus.jp/degn/ (PC&携帯)
受付期間:11/8(月)12:00~11/11(木)18:00
1月5日(水) 東京都・新木場STUDIO COAST
1月6日(木) 東京都・新木場STUDIO COAST
受付URL:http://eplus.jp/dir-e/ (PC&携帯)
受付期間:11/4(木)12:00~11/9(火)18:00
<THE UNWAVERING FACT OF TOMORROW TOUR2010-2011>
12月27日(月) 東京都・Zepp Tokyo -「a knot」only-
[問]フリップサイド 03-3466-1100
12月28日(火) 大阪府・なんばHatch
[問]サウンドクリエーター 06-6357-4400
12月31日(金) 愛知県・Zepp Nagoya
[問]サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
1月1日(土・祝) 愛知県・Zepp Nagoya
[問]サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
1月5日(水) 東京都・新木場STUDIO COAST
[問]フリップサイド 03-3466-1100
1月6日(木) 東京都・新木場STUDIO COAST
[問]フリップサイド 03-3466-1100
『UROBOROS -with the proof in the name of living...- AT NIPPON BUDOKAN』
2010.5.26 RELEASE
【初回生産限定盤】
SFBD-0022~25 4枚組 (DVD3枚+CD1枚)
\10,500 (tax in)
【通常盤】
SFBD-0026~27 DVD2枚組
\7,140 (tax in)
◆『SAW 3D』×「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」コラボ・クリップ
◆DIR EN GREYオフィシャルサイト
◆DIR EN GREYオフィシャル オンライン・ショップ
◆DIR EN GREYオフィシャル myspace
まずこの楽曲が、去る10月30日に日米での同時公開を迎えた映画『ソウ ザ・ファイナル3D』のサウンドトラック・アルバムに収録されている事実をお伝えしておきたい。人気シリーズ『ソウ』の通算第7作目にして初の3D作品であるこの映画は、そのストーリーの行方のみならず、LINKIN PARKのフロントマンであるチェスター・ベニントンが出演していることでも音楽ファンの注目を集めている。そしてサウンドトラック盤にはそのチェスターによる別プロジェクトのDEAD BY SUNRISEをはじめ、HINDERやSAVING ABEL、LORDIといった人気バンドの楽曲が収録されているのみならず、日本からもDIR EN GREYのこのナンバーに加え、WAGDUG FUTURISTIC UNITY、BOOMBOOM SATELLITESの楽曲が収録されているのだ。
このアルバムに「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」が収録されることになったのを日本のファン以上に喜んでいるのが、国外のファンだろう。今やアルバムやDVDを発表するたびに世界各国での同時発売が当然のようになっているDIR EN GREYだが、このシングルは現状、日本国外では正規リリースされていない。それでもこの夏のUK/ロシア・ツアーや先頃の北米ツアーでは、“現地の観衆が日本語の歌詞のまま大合唱する”という光景が見られたわけだが、そうした諸外国の熱心なファンにとって、今回のサウンドトラック盤はまさに待望のアイテムだったに違いない。
しかも特筆すべきは、この「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」のビデオ・クリップが、映画とのコラボという画期的な形で生まれ変わっているという事実だ。実際、2010年1月の日本武道館公演の際に初めてその全貌が公開されたこの曲のクリップは、以降、TV等ではさまざまな規制によりフル・スケールでオン・エアされることが一切なく、現在でも100%の状態での視聴が不可能な状況が続いている。が、結果的にはこうしてさらに衝撃度を増したヴァージョンを楽しめる機会が訪れたというわけだ。映画中の切迫感に満ちた映像が随所に挿入されたこの新作クリップの視聴については、下記をご参照いただきたい。ちなみにこの『ソウ』シリーズの音楽プロデューサーであるジョナサン・プラットは、DIR EN GREYについて次のように語っている。
「初めてロサンゼルスのウィルターン劇場で彼らのライヴを観たとき、まずはその音楽とパフォーマンスに圧倒された。そして気付かされたのは、観客の9割がアメリカ人だということ。現地の日本人がそこに集まっていたわけではないんだ。以来、彼らは私のなかでずっと“一緒に何かをしたい対象”だった。そして、彼らこそこの映画に似つかわしいバンドだと思った。しかも映像が素晴らしい。それがどんな言語で歌われていようと、彼らの視覚要素は強烈に訴えかけてくるし、彼らの音楽への取り組み方は実に深く考え抜かれたものだ。この映画のサウンドトラックに加わったことで、彼らにワールドワイドな露出の機会がさらにもたらされることを願っているよ」
(SAW 3D Soundtrack iPhone App/PRESSより)
発売からまもなく1年を経ようとしている「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」と、ファンにとってはずっと飢餓感の対称だったこの楽曲のビデオ・クリップ。『ソウ ザ・ファイナル 3D』は公開後第1週の全米興行収入成績が1位を記録しているが、このサウンドトラック盤、そしてこの楽曲のこれからの行方にも注目したいところである。
増田勇一
『SAW 3D』(MUSIC INSPIRED BY THE FILM)
2010.10.26
7669299518-2(US輸入盤)
Manufactured by SIN
Distributed by Red Int / Red Ink
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2. Condemned / Dead By Sunrise (Chester Bennington)
3. Waking Up The Devil / Hinder
4. Goliath / Karnivool
5. Promises / Nitzer Ebb
6. Love Is Dead / Kopek
7. Badass (exclusive*) / Saliva
8. The World Belongs To me / My Darkest Day
9. Turn It On / Default
10. Firefly / I-Exist
11. What Goes Around Comes Around / Boom Boom Satellites
12. Scream / Adelitas Way
13. Hoodoo Woman / Krokus
14. This Is Heavy Metal / Lordi
15. Ram The Crush / Wagdug Futuristic Unity
16. Hageshisa to, Kono Mune no Naka de Karamitsuita Shakunetsu no Yami
(exclusive※) / DIR EN GREY
※exclusive…北米において未発表の楽曲※DIR EN GREYの「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」は日本にて発売している楽曲と同一。
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12月31日(金) 愛知県・Zepp Nagoya
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2010.5.26 RELEASE
【初回生産限定盤】
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\10,500 (tax in)
【通常盤】
SFBD-0026~27 DVD2枚組
\7,140 (tax in)
◆『SAW 3D』×「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」コラボ・クリップ
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