名盤『マーシー』再現か?サンディーのイベントにディック・リー&宮沢和史が参加

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日本でのワールド・ミュージック・ブームに貢献し、現在はフラ・カルチャーを伝導する「クムフラ」の称号を受け日本でのフラ・ムーブメント普及活動を続けるサンディーが、2009年に初めて開催し評判となった、ハワイからポリネシア、タヒチへ連なる環太平洋カルチャーが体感できるステージ<サンディーズ・スーパー・レヴュー>を2010年も開催する。

◆サンディー、ディック・リー、宮沢 和史画像

第1部には、総勢100人のフラ・ダンサーズの圧巻なパフォーマンスで幕を開け、レトロ・フィーチャーな極彩色の南太平洋空間を再現。続いて映像作家・高岡真也のVJと、民族楽器による幻想的な空間を演出するという。

そして注目すべきは、第3部のゲスト・コーナーに出演するアジア音楽界の重鎮ディック・リーだ。松任谷由実と共演した2005年9月の<愛・地球博>のイベント以来、5年振りの来日となる。

ディック・リーといえば1990年代に活躍したシンガポール最大のポップ・スターで、サンディーとの接点は1990年のアルバム『マーシー』や『パシフィカ(1992)』へのプロデュース参加までさかのぼる。バブル時代の真っ只中に発表された『マーシー』は、アート・ディレクションがピエール・エ・ジル、衣装をゴルチエとそうそうたるメンバーが名を連ね、豪華なミュージシャンが参加して世界各国でレコーディングされた、今では考えられない程の贅沢な予算で作られたワールド・ミュージックの名盤だ。

あの歴史的名盤の世界が、今回ディック・リーのゲスト参加によりアルバム発表から20年の時を経てオーチャードホールで再現されるのだ。さらに今回はTHE BOOMの宮沢和史もゲストで参加する。宮沢は、ディック・リーがプロデュースしたオリエンタル・ポップ・オペレッタ『ナガランド』に日本人で唯一出演し、1992年夏にシンガポール、香港、日本で行なわれた公演に参加して以来の交友だ。ステージでの共演は、艾敬、崔健等、アジアのトップ・スターが出演した<CLUB ASIA '95>武道館公演以来となる。

サンディー、ディック・リーに宮沢和史。バブルの頃、時代を牽引したワールド・ミュージックの旗手3人がひとつの舞台に立つ夢の共演が11月15日に実現する。ディック・リーはこの為だけの来日で、他の公演は予定されてないというから、なおのことこのステージは見逃せないものとなる。

<Sandii's Super Reviews The Heart of Paradise 2010>
2010年11月15日(月)
@東京渋谷 Bunkamura オーチャードホール
18:30開場/19:00開演
出演:サンディー、ディック・リー、宮沢 和史、Sandii's All Stars & Te Hiva Nui No Manumere(総勢100人のダンサー)
VJ:高岡真也
[問]ディスクガレージ 03-5436-9600(平日12:00~19:00)

◆サンディー・オフィシャルサイト
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