CLIFF EDGE、夢に向かって歩む3rdアルバム『Re:BIRTH』
アーティストとしては力の見せどころとなる3枚目のアルバム『Re:BIRTH』が完成、9月8日にリリースしたCLIFF EDGE。
今作はヒップホップ好きな人だけではなく、普段、歌モノしか聴かない人にとっても、間口を広げた作品だ。何かを始めたくてきっかけを探している人の背中を押す楽曲から胸キュンのラブソングまで中身の濃い作品だが、なかでも注目したいは「NO LIMIT ~勇気をキミに~」。単独、無酸素で山に登っているソロアルピニストの栗城史多への応援ソングとなっている。
夢に向かってわき目も振らず頑張る栗城史多の姿勢が、CLIFF EDGEが常に念頭に置いているポリシーと合致。「こんな俺らでも音楽って夢を見つけて、その夢を証明したいがために続けている」ということをコラボで作り上げた力作だ。
「会いたくて、素直になれなくて」にフューチャリングで参加した中村舞子も飛び入り参加してのスペシャルトークを実現。4人が音楽にかける意気込みを語るインタビューをどうぞ。
――『Re:BIRTH』というタイトルに、色んな意味を感じますね。
JUN:そこでいろいろ感じ取ってもらえればいいなぁと思って。俺らにとっては生まれ変わるとか、再生とか、新たな門出……、原点に戻るみたいな意味合いもあったりして。まさにそんな曲たちが集まったんじゃないかなと思うんですよ。俺らって、こういう面も、ああいう面も見せたいってたくさんあるんですけど、今回はヒップホップ、R&Bって中で、全曲A面みたいなアルバムにしようってところから制作が始まってるんです。“良い曲書こうぜ”ってところで作った感じですね。
――CLIFF EDGEのレパートリーには、生まれてきたことに感謝している曲も結構あると思うんですが、『Re:BIRTH』という言葉には、自分が生まれたことに対して何かを返していく……レスポンスするというイメージもありますね。
JUN:あぁ、なるほど。リード曲が「NO LIMIT ~勇気をキミに~」なんですけど、一歩踏み出して、今までの自分を変えてみようよっていう、変われない自分にもがいている人の背中を押す曲っていうものがリード曲だったりするので、そこらへんも意味合いとしては入ってますね。
――この「NO LIMIT ~勇気をキミに~」はソロアルピニストの栗城史多さんの応援ソングということですが。PVでもコラボしていますね。
JUN:はい。僕ら偶然出会ったんですよ。そこからPVでコラボさせてもらうまでの間に、色々奇跡が起こっていて。最初はネットサーフィンしていたら栗城さんの情報を見つけたんですね。彼は単独で無酸素で山に登っているんですけど、“こんなに変わったヤツがいるんだ。興味あるぞ!”ってところから始まって、本を読んだり、色々と調べていったら、彼はいつも“こんな俺でも夢を叶えることが出来るっていうことを証明したい”って言ってるんです。どっかで聴いたことのある言葉だなぁと思ったら、まさに俺たちがいつも言ってることなんですよね(笑)。俺らも、こんな俺らでも音楽って夢を見つけて、その夢を証明したいがために続けているから。じゃあ、応援ソング作っちゃおうと、フライングじみた行動をして、スタッフの方に栗城さんの連絡先を調べてもらって。
SHIN:ヒマラヤのアンナプルナって山に登っているときに7曲送ったんです。彼は“俺がやっていることをみんなと共有したい。みんなに勇気をもらっているし、僕も与えるよ”って、毎日動画を上げているんですけど、曲が届いてすぐに“CLIFF EDGEというアーティストから曲が届きました。僕は「NO LIMIT」って曲が気に入りました”っていう動画をすぐに上げてくれたんです。
JUN:その後、栗城さんが帰国してから、彼の誕生会に参加させてもらって、「LIV~大切なあなたへ~」(CLIFF EDGEのバースデーソング)を唄わせてもらって。そこから少しずつ熱い絆が出来上がっていったんですよ。
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