33種のアンプ・モデル内蔵、驚異のパワー感を獲得した「Valvetronix」の最進化系「VT+」

ポスト

コルグ・KID(KORG Import Division)は、VOXより、33種ものアンプ・モデルを内蔵し、パワフルなサウンドを実現した「Valvetronix」アンプ4製品を発売する。

「Valvetronixシリーズ」は、大型フル・チューブ・アンプからミニ・トランジスタ・アンプ、そしてアコースティック・アンプと多彩なラインナップを誇るVOXアンプの中でも、最も幅広い層に支持を受け、オールラウンドに活躍しているギターアンプシリーズだ。

真空管サウンド、先鋭的モデリング・テクノロジー、オリジナル回路のVOX Valve Reactorが融合した新世紀のギター・アンプとして、2001年デビュー。その後も、最新のアンプ事情や現代のニーズにも柔軟に対応すべく幾度かのリニュアールを重ねてきている。このValvetronixシリーズが、シリーズ最多のアンプ・モデルを筆頭に、よりパワフルに、よりダイナミックに生まれ変わることとなった。持ち運びも便利なミニ・コンボから2発のスピーカーを搭載したAC30タイプのコンボまで幅広いラインナップを揃え、あらゆるシチュエーションでこだわりのギター・サウンドを鳴らすことができるようになっている。最大出力はVT20+が30W、VT40+が60W、VT80+が120W、VT120+が150Wと、1クラス上の余裕のワッテージとなっている。

新モデルでもVOX Valve Reactor回路による真のチューブ・パワーは健在だ。ファットなドライブ感やワイドなダイナミックレンジ、繊細なピッキング・ニュアンスや素早いレスポンスなど、チューブ・アンプならではのパワー感や弾き心地は、まさにギター・プレイの醍醐味だ。VOXでは度重なるテストや分析により、これらチューブ・アンプの特性を担う大きな要因として、パワー・アンプ回路の重要性に着目。このパワー・アンプ思想に基づいて開発されたVOX Valve Reactor回路は、真空管12AX7をベースに、本当のチューブ・パワー・アンプの動作を生み出し、真空管の微妙なニュアンスやサウンド特性をパーフェクトに再現している。

最新のValvetronixシリーズには、過去最高となる33種ものアンプ・モデルを搭載、クオリティも格段に向上している。その内容は、AC30をはじめとするVOX伝統のアンプはもちろん、歴史的名機から最新のハイ・ゲイン系まで、まさに時代を超越したアンプ・サウンドのオンパレードだ。そして、定番かつバリエーション豊富な高品位エフェクトを25種内蔵するのも注目。歪み系ストンプボックスやワウ、コンプレッサーなどのペダル・タイプとコーラスやフランジャー、テープ・エコーなどのモジュレーション/ディレイ・タイプの2種類にカテゴライズし、各11種類搭載している。また、タイプの選択とパラメータ調整が同時にでき、セッティングも簡単なリバーブは、ルーム、スプリング、ホールの3タイプを用意。ノイズ・リダクションと合わせると実に4種ものエフェクトを同時に使用することが可能だ。さらにペダル・タイプとモジュレーション/ディレイ・タイプのパラメータを3種類用意しているので、サウンド・メイクの幅も格段に広がっている。

著名ギタリストのシミュレート・サウンドを含む99種ものプリセット・プログラムが搭載されるのもうれしいところ。リアルなアンプ・モデルと多彩なエフェクトを駆使したプリセット・プログラムは、いずれも即戦力サウンドとして使えるクオリティを実現。各アンプ・モデルに対して、ベスト・セッティングとなるベーシック・プリセット、エフェクトを最大限に活用したエフェクテッド・プリセット、そして著名ギタリストのギター・サウンドをシミュレートしたソング・プリセットと3バンク、合計99種類もの膨大なプログラムを用意。もちろん、ユーザー自身によるエディットもでき、合計8種類まで保存可能だ。

従来のValvetronixシリーズから大きく進化した点として、圧倒的なパワー感も外せない。パワー・アンプ部は製品名に表現されているワッテージ数を大幅に上回る能力を搭載。また、今回新たにボイシングし直したVOXオリジナル・スピーカーを採用しており、そのシャーシとスピーカーのサイズからは想像を絶するパワフルなサウンドが出力される。まさに数値には現れない+(プラス)αのサウンドとなっている。

パワー・アンプ段の出力レベルを自由自在にコントロールできるのもポイント。そのサウンド特性を保ったまま出力自体を下げることができるので、いかなるシチュエーションにおいてもValvetronixシリーズのポテンシャルを最大限に発揮することが可能だ。また、自宅録音や夜間練習に便利なヘッドホン・アウトも備える。ライン出力にも対応するヘッドホン・アウト端子には、キャビネット特性も付加されるので、ヘッドホン使用時はもちろん、ミキサーやMTRなどにつないだ際にも、まるでスピーカーから鳴らしているかのようなエアー感が得られる。また、MP3プレイヤーなどの外部音源を入力できるAUXインプット端子も搭載。さらに、ギター・プレイ時には欠かせないチューニング機能も搭載する。

オプションのVFS5フット・スイッチを使用すれば、プログラムの切替はもちろん、リバーブなどエフェクトのオン/オフ、スピード/タップ設定が足元でコントロール可能になり、サウンド・メイクやライブ・パフォーマンスにも絶大な威力を発揮する。

●アンプ・モデル 33種類
※各アンプ・モデルにつき、スタンダード、スペシャル、カスタムの3タイプを用意。
CLEAN、CALI CLEAN、US BLUES、US 2x12、VOX AC15、VOX AC30、UK ROCK、UK METAL、US HIGH GAIN、US METAL、BOUTIQUE METAL
●エフェクト・モデル 25種類
・ペダル
 COMP、ACOUSTIC、AUTO WAH、U-VIBE、BRN OCTAVE、TREBLE BOOST、TUBE OD、GOLD DRIVE、ORG DIST、METAL DIST、FUZZ
・モジュレーション/ディレイ
 CE CHORUS、MULTI CHORUS、FLANGER、ORG PHASE、TWIN TREM、G4 ROTARY、PITCH SHIFT、FILTRON、TAPE ECHO、DELAY、CHORUS+DELAY
・リバーブ
 ROOM、SPRING、HALL
・ノイズ・リダクション
●ソングプリセット・リスト 33種類
Gravity、Brown Sugar、Cocaine、Creep、I Feel Fine、Pride、Foxy Lady、Enter Sandman、Song 2、Know Your Enemy、Blue Wind、Message In A Bottle、Under The Bridge、Sultans Of Swings、Rebel Rebel、You Enjoy Myself、Smoke On The Water、Beat It、For the Love of God、Best Of You、Satch Boogie、Smells Like Teen Spirit、Wonderwall、Pride and Joy、Walk This Way、Back In Black、Paranoid、Tie Your Mother Down、Black Dog、Sweet Child O' Mine、Five Minutes Alone、Hot For Teacher、Raining Blood

<おもな仕様>
アンプ・モデル数:33
エフェクト数:ペダル・タイプ(11)、モジュレーション/ディレイ・タイプ(11)、リバーブ・タイプ(3)、ノイズ・リダクション(1)
プログラム数:プリセット(99)、ユーザー(8)[2バンク×4チャンネル]
入出力端子:INPUT端子×1、PHONES端子×1、AUX IN端子、FOOT SW端子×1
パワーアンプ出力:VT20+=最大30W RMS@ 4Ω、VT40+=最大60W RMS@ 8Ω、VT80+=最大120W RMS@4Ω、VT120+=最大150W RMS@4Ω
スピーカー:VT20+=VOXオリジナル(8inch 4Ω)×1、VT40+=VOXオリジナル(10inch 8Ω)×1、VT80+=VOXオリジナル(12inch 4Ω)×1、VT120+=VOXオリジナル(12 inch 8Ω)×2
電源:100VAC、50/60Hz
付属品:電源コード
オプション:フット・スイッチ(VOX VFS5)

◆VT20+ Valvetronix Series Modeling Guitar Amplifier
価格:22,050円
発売日:2010年9月下旬予定
◆VT40+ Valvetronix Series Modeling Guitar Amplifier
価格:28,350円
発売日:2010年11月下旬予定
◆VT80+ Valvetronix Series Modeling Guitar Amplifier
価格:52,500
発売日:2010年11月下旬予定
◆VT120+ Valvetronix Series Modeling Guitar Amplifier
価格:75,600円
発売日:2010年12月下旬予定

◆VOX Valvetronixシリーズ 製品詳細ページ
◆コルグ
◆コルグ/KIDからmicroPIANO&microKEY、2BOX電子ドラム、VOX新アンプ&ギターなど魅力モデル多数登場
◆BARKS 楽器チャンネル
この記事をポスト

この記事の関連情報