ガンズ・アンド・ローゼズ、フェスティヴァルから遅刻厳禁を言い渡される

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ギグのスタートが遅れることで有名なガンズ・アンド・ローゼズだが、今週彼らがヘッドラインをつとめる<レディング/リーズ・フェスティヴァル>の主催者は、厳格な遅刻厳禁を言い渡している。遅れてスタートしようが、時間が来たら電源コードを抜くという。

ガンズ・アンド・ローゼズには、2002年のリーズ・フェスティヴァルで2時間遅れてショウをスタートしたという前歴がある。そのことでフェスティヴァル側は地元の市議会ともめたそうだ。市議会の許可なくしてフェスティヴァルは開けない。再び同じような問題が起きれば、フェスの存続自体が危ぶまれるという。

主催者のメルヴィン・ベンはBBCにこう話している。「もし、ガンズ・アンド・ローゼズが何年か前のように遅れて始めようとするならば、パフォーマンスするのは無理だ」「市議会から厳しい警告をもらってる。厳格な時間制限がある。1度はまぬがれたが2度目はない。残念だが、バンドが時間通りにステージへ上がらないことを選んだとしても、我々にできることは何もない。時間制限を破ることは許されていない。事実、フェスティヴァルの存続が危ぶまれる。許可が下りなくなるかもしれない。とても重要なことだ」

ガンズ・アンド・ローゼズは、2週間ほど前にサウス・ダコタのフェスに出演した際も1時間以上遅れてパフォーマンスをスタート。このときの主催者は、遅れたのは(アクセル・ローズのせいではなく)テクニカルのトラブルが原因だったとバンドを擁護した。しかし、<レディング/リーズ・フェスティヴァル>では、どんな理由であれ遅刻は認められないようだ。

バンドは今週末(8月27/29日)、同フェスティヴァルでパフォーマンス予定。これは、アクセルのTwitterに「この先のツアーはすべてキャンセルされた」とのメッセージが掲載されたいわくつきのギグの1つ。その後、書き込みはハッカーの仕業だったと発表されたが、ガンズだとあり得なくはないと思われてしまうのがイタいところ。

問題のメッセージはまだ削除されておらず、その後新しいつぶやきは書き込まれていない。万が一、同フェスティヴァルでのパフォーマンスがキャンセルされた場合、それ以降に予定されているUK/ヨーロッパ・ツアーも疑問視されることになるだろう。

Ako Suzuki, London
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