シングル「マーガレット」から感じる、綾瀬はるかが支持されるわけ
綾瀬はるか2年8ヶ月振りのシングル「マーガレット」が、8月11日に発売となった。このシングル、全体を通して実に透明感のある1枚に仕上がっている。
◆綾瀬はるかの最新アーティスト画像、「マーガレット」ミュージックビデオ
タイトル曲「マーガレット」は、松田聖子の名曲「赤いスイートピー」と同じ、呉田軽穂(松任谷由実)と松本隆の“黄金コンビ”が24年振りにタッグを組んだ作品。両者が紡いだメロディーと物語、そして綾瀬はるかの歌声からは、歌詞に綴られた江ノ電沿線の風景が自然と目の前に広がる。
一方、カップリングでは、綾瀬はるかが松任谷由実と松本隆、それぞれの代表曲である「Hello, my friend」と「木綿のハンカチーフ」のカヴァーにも挑戦している。松任谷由実の「Hello, my friend」は、綾瀬はるかが“生まれて初めて買ってもらったCD”という思い出深い曲。綾瀬本人も「今回カヴァーさせてもらってとても嬉しい。この曲をこれからもずっと大事に歌っていきたいと思います。」とのこと。また、松本隆作詞、筒美京平作曲、太田裕美が歌った70年代の大ヒット曲「木綿のハンカチーフ」では、男女の手紙のやり取りのような形で綴られるドラマのような詞の世界を、綾瀬はるからしく歌いあげている。
そんな豪華楽曲のそろったシングル「マーガレット」だが、実はもうひとつ注目したいトラックがある。それが、「マーガレット(poetry version)」。タイトル曲の歌詞を朗読して収録するというのは音楽CDとしてはめずらしい試み。しかしこのトラック、まさに女優・綾瀬はるかならではの表現で、楽曲の世界観をさらに広げている。
通常盤のCDに収録されている朗読のレコーディングでは、語りで歌詞の世界を完璧に表現し、その模様を見ていた松本隆が、思わず「素晴らしい」とため息を漏らしたほど。「マーガレット」の花のイメージと、綾瀬はるかのピュアで凛とした魅力とが見事に重なったという。
そして、初回盤(CD+DVD盤)のDVDには「マーガレット」のミュージックビデオに加えて、特典映像として、この「マーガレット」の朗読バージョンの映像も収録。8mmフィルムで撮影されたノスタルジックな質感の映像にのせて、波の音や鳥のさえずりなどとともに、綾瀬はるかによる表情豊かな朗読を楽しむことができる。
透明感溢れる綾瀬はるかのシングル「マーガレット」。それに加えて全体から伝わってくるのは、表現者・綾瀬はるかとしての歌への誠実な姿勢。これは歌に限ったことではなく、すべてにおいて、彼女のこの姿勢こそが、綾瀬はるかが世間から支持されている大きな要因のひとつなのではないだろうか。
そして最後に、マーガレットの花言葉は“誠実” “純粋な愛”。そう、つまるところ、綾瀬はるかこそが“マーガレット”だったのだ。
◆綾瀬はるかからのコメント動画
◆綾瀬はるか レーベルオフィシャルサイト
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