カルヴィン・ハリス、サマソニでダンス・ステージを満杯に

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2009年の初来日ツアーでは都内クラブの最高動員数を記録し、圧倒的なパフォーマンスを見せつけたカルヴィン・ハリスだが、<サマーソニック2010>においても最高のDJセットを披露、当日5万人が来場した会場のなかでも、ダンス・ステージ一杯を観客で埋め尽くす盛り上がりを見せた。

◆カルヴィン・ハリス@<サマーソニック2010>画像

アジア・ツアーの一環として今回来日したカルヴィン・ハリスは、7日間で4ヶ国5公演という鬼スケジュールで強行来日、8月7日(土)のサマソニ東京公演当日は成田空港から直接会場入りするタイトさだった。そんな怒涛のスケジュールではあったものの、本人は全く疲れを見せないまま、DJステージ前の時間はHurtsの楽屋を覗いたり、親交のあるJay-Zの楽屋を訪れるなど、会場内を精力的に挨拶まわり(?)。普段は非常に大人しい草食系カルヴィンだが、プロデューサーのスター・ゲイトがカルヴィンの大ファンだというのをJay-Zから聞き素直に喜ぶ一面もあり、アーティスト同士ならではの会話に終始花を咲かせていた。

ダンス・ステージのトリとして登場すると、待ってましたとばかりに会場を埋め尽くしたファンが一斉に歓声をあげて大きな拍手でカルヴィンを迎え入れ、1曲目の「ユー・ユースト・トゥー・ホールド・ミー」(アルバム『レディー・フォー・ザ・ウィークエンド』収録)でDJプレイがスタート。195cmもある長身で縦に横にとリズムを刻みながら、会場全体をどんどん盛り上げていき、ファースト・アルバム『アイ・クリエイティッド・ディスコ』からのシングル「ザ・ガールズ」には大きな歓声があがり、そのあと昨今のクラブ・アンセムである「アイム・ノット・アローン」がかかると更に会場のボルテージはあがり、この日の白眉ともいえる大合唱・大歓声で大いに盛り上がった。

DJとしてもプロデューサーとしてもどんどん成長しつづけるカルヴィン・ハリス。「次のクラブ・アンセムは「アイム・ノット・アローン」とはまた違うものになると思うよ」と次作へのコメントを残してアキハバラに寄る暇もなく次の国へと旅立っていった。

photo: mitch ikeda(C)

◆カルヴィン・ハリス・オフィシャルサイト
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