T.M.Revolution、2年ぶりシングルで“興した夢を貫く”決意表明

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T.M.Revolution

約2年ぶりのシングル「Naked arms / SWORD SUMMIT」2010.8.11リリース

T.M.RevolutionはT.M.Revolutionたることをただただまっすぐやろう。
15年という、長いようで短い活動を、
もう1回自分の中で背負っていかなきゃいけない。

INTERVIEW

音楽以外の活動ができたことも、T.M.R.を純粋に楽しむことに直結してると思う。

――すごくファンを大切にしてらっしゃるんですね。

西川:いやぁ、あれですよ。僕だって言えるもんなら言ってみたいですよ。(ふんぞり返るポーズで)「はあ~、めんどくせ~。俺がこっち行きたいんだから、おまえら解れよ」みたいな(笑)。でも性格的にそんなのは無理なので(笑)。自分は自分のやり方でやり続けるしかない……くらいの感じですね。

――ファンは幸せですね。

西川:どうなんでしょう……一人でもそう思ってくれる人がいたら嬉しいですけど。まぁでも最近は、“これはもういいや”って思うものと、“これは墓場まで持っていくんだ”っていうものが、よりどんどん明確になってきてるし、もともと進行方向は一つなのでね。その中で“墓場まで持っていきたい”っていうものが増えたらいいなと。

――ちなみに今、墓場まで持っていきたいものというと?

西川:歌うことだけはとりあえず辞めないでいきたいな。実はそれしかなかったりもするんですけどね。だって、これしかないですからねぇ。

――いや、そんなことはないです(笑)。もちろん歌は圧倒的で、今作でも歌の威力がより増したなぁと思いましたけど。他にも舞台とかお芝居とかやってらっしゃるわけで。

西川:いやいや。でもね、じゃあなんでお芝居とか映画とか舞台とかやってるの?って言ったら、いい歌い手って、コミュニケーション能力とイコールなところがあると思うんですよ。

――あぁ、歌って人に“伝える”ことですからね。

西川:そうそう。例えば、曲の中の世界観を演じきったり伝えたりするのもコミュニケーション能力だと思うので、そこを鍛えたり勉強するっていう意味で、お芝居とか他のこともやっているんだと。ただ、歌うっていうことが一番大事ではあるんですけど、最終的には“表現者”という大きな領域に自分を持っていけたらなっていうのはありますね。

――なるほど。ところで今作を皮切りに、ここから15周年のいろんなことが始まっていくと捉えていいですか?

西川:そうですね。今アルバムを制作してますし。

――おぉっ!

西川:いつ頃出るかはまだ明確じゃないんですけど、5年ぶりにアルバムを作るってことが自分にとって今すごく新鮮だし、T.M.R.っていうものを改めて楽しめているんですよ。“俯瞰で観るとT.M.R.ってこうだよね”とか“こういうところがT.M.R.だよね”とか、自分でも再認識しながら……それはやっぱりバンドができたこともすごく大きいし、音楽以外の活動ができたことも、T.M.R.を純粋に楽しむことに直結してると思うんです。だから今、楽しく物事を進めてて、楽しみな15周年ですね。

――ファンもすごく楽しみだと思います。そして、昨年に続いて今年も<イナズマロックフェス>が開催されますね。

西川:はい。このフェスが地元の年中行事になるようにしていきたいなと思ってて。まぁでも僕の熱い部分は置いといて。お祭りなんでね、来てくれるみなさんは、純粋にあの空気感を楽しんでいただければと思うし。出演者のラインナップにしても、他のロックフェスとはだいぶ違う……T.M.R.とORIGINAL LOVEが一緒にいたりっていう、それぐらい幅広い人に楽しんでもらいたいなと。なので、お近くのかたも、お近くでない方も、ぜひお越しください!

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