多面体のアーティスト、想像力を駆り立てられるチュール

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2010年7月6日、渋谷に新しくOPENするライブハウスLive&Bar Shibuya Milkywayで、前夜祭ライブが行なわれた。そこに登場したのが、チュール。

◆チュール画像

チュールは、ベース&ヴォーカルの酒井由里絵とギターの重松謙太の2人組バンド。女の子ベースっていうのもいいよね。細い腕から発せられる低音の響き。そのギャップがたまらない。

彼らの曲を聴いていると、いくつもの顔を感じる。優しい曲が多いけれど、元気なパワーを感じるときも。そして、「足跡コレクション」の<もう少し、奥の奥へ…>って歌詞は、言葉だけ聴いていると何か想像しちゃうじゃない。そんな多面体な彼ら。

今回ライブが行なわれているライブハウスMilkywayは、ライブの翌日である7月7日の七夕に、正式にOPENするハコ。今日はその前夜祭なのだ。それに関しては、酒井が特別な日「Milkyway」の誕生日に歌えて嬉しい、というようなことを語った。

そして、続く曲は「ため息」。実はこの曲、わたし的に大好きな曲で自然に身体が揺れてしまう。日常にある幸せを見過ごしがちな私たち。それじゃダメだよね。もっともっとと求めるのは、向上心として素敵なことだけど、足元もちゃんと見なくちゃって教えてくれる。

その後ライブ告知があり、重松がMCを。それを酒井が「謙太のMCが長いのは珍しい」と言う場面も。

ラスト曲は「それが大人ってもんなのか」。元気いっぱいだけど、ちょっとクールな感じもあり、うーん、彼らの奥深さを感じる。CDを聴いていたときは、癒し系という言葉でまとめてしまいそうになっていたけれど、それだけなんかじゃない。これからがとっても楽しみだ。

<チュール 7月6日@Live&Bar Shibuya Milkyway>
1.見てみてよ
2.足跡コレクション
3.ため息
4.雨上がり
5.思想電車
6.それが大人ってもんなのか

※ライブ写真は、6月23日演奏時のもの

■ORANGE COLORS #FF7F00
2010年8月2日(月)
下北沢CLUB Que
出演:福井舞 / HITOMI AZUMA / MeguMild / チュール(順不同)
OPEN:18:30 / START:19:00

■真夏の群青
2010年8月5日(木)
代官山 晴れたら空に豆まいて
出演:PLUGGED LOVE / HOOP / ネクライフ / 雨ふらしカルテット / チュール(順不同)
OPEN:18:00 / START:18:30

■2010年8月20日(金)
Shibuya Milkyway
※詳細未定

◆チュール・オフィシャルサイト
【寄稿】伊藤緑 http://www.midoriito.jp/
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