ライヴシーンの革命「6chマルチUstream」「リハ全中継」向谷実メロディーズ@渋谷Duoライヴ
■13台のカメラ、6ch同時放送+ドルビー5.1ch
今回のUstream中継には、カメラが13台、スタッフ20名以上が投入されている。8月に放送されるライヴ番組とドキュメンタリーのために、BSフジ+WOWOWのチームがカメラとスイッチングを担当した。あらゆる所にカメラが設置され、向谷実氏には専門のカメラマンがすべて張り付いて一部始終がネット中継された。楽屋で待機していたギターの斉藤英夫氏いわく「Ustreamを見ていた方のほうが全貌を把握していたかもしれない。楽屋では回線の都合で映像が見られなかったので、Twitterでライヴの進行状況や盛り上がりをつかんでいました」と語っている。
BSフジ+WOWOWが撮影した映像は録画されるだけでなく、そのままUstream中継にも使われる。大規模Ustream中継の多くを手がけているJUNS STCW(ジュンズストリームカーボーイズ)が、6ch分のUstreamを配信。JUNSはプロ向けのカスタマイズPCメーカーだが、Ustreamへ積極的に取り組んでいることで有名だ。Ustream配信用のカスタマイズした独自モデル「UST丼」を8台投入し、マルチUstream配信を行った。
Ustreamの視聴用としては、ライブ動画のマルチ視聴サイト「USTWRAP(ユーストラップ)」を開発しているゆすとら氏が、ライヴ現場で調整を行った。ブラウザ画面で6chすべての配信画面が見られるほか、見たいチャンネルだけをセレクトできるなど、マルチUstream視聴に便利なサービスを提供している。
この3チームは、6月に行われた向谷倶楽部のレコーディングUstream中継でも共同で作業しており、息がピッタリ合っていた。映像のプロ、PC+Ustreamの専門メーカー、ネットサービスの開発者という異業種のコラボレーションだが、現場でマッシュアップしながらマルチチャンネルUstream中継を作り上げていく。さらに今回はライヴでのPA・ミキサーも加わっての作業だったが、トラブルもほとんどなく、高音質のサウンドをネット配信できている。またJUNSのチャンネルでは、ドルビー5.1chサラウンドも配信した。
■「ロマンシング・サガ」から「Twilight Stream」で会場興奮
今回のライヴツアーは、タイトルが「鉄道と音楽とゲームがいっぱい」で、名前からもわかる通り、かなり異色な組み合わせだ。鉄道ファンとしての向谷実氏を知ってライヴに来る人もあれば、カシオペア時代からのファンもいる。またゲーム音楽ファンとして伊藤賢治氏の演奏を聞きに来た人もいれば、Ustream+Twitterでの向谷倶楽部ファンもいる。ファン層がバラバラなため、演奏を聴くまでは何の曲だか知らないという人も多かっただろう。
ところがライヴでの演奏を始めてみると、ファン層の違いは一瞬で消えてしまった。カシオペアの軽妙なインストルメンタル、伊東賢治氏の重厚なゲーム音楽、そして向谷倶楽部のドラマチックな2曲は、違和感なく融合してファン層の違いなど雲散霧消してしまった。マニアックなジャンルだとしても、素晴らしい音楽であればインターネットを通じることでお互いに楽しめることを実証している。
次はいよいよ向谷実×中西圭三プロジェクトの「Twilight Stream」。豪華メンバーが揃い、ライヴバージョンで演奏して会場とTwitterを熱狂させた。2曲目の「21st Love Express」では、クールな斉藤英夫氏のギター、中西圭三氏と坂本美雨氏の美しいハーモニー、かっこいいサッシャ氏のメンバー紹介DJが加わって、興奮の渦を巻き起こした。
ラストは全員が揃って演奏し、アンコールでは再度「21st Love Express」のパフォーマンスで、会場とTwitterが一体となった。Ustreamの同時視聴数は1500人前後を常にキープ。日曜の夜だったため他にも多数のUstream放送が行われていたが、文句なく世界ナンバーワンの視聴率を記録していた。
今回の演奏はすべて録音されており、ライヴバージョンとしてiTunesから7月末に発売される。またUstreamでもアーカイブとして楽しめるほか、8月にはBSフジで放送される予定となっている(詳細は向谷倶楽部の公式ウェブサイト)。
今回のUstream中継には、カメラが13台、スタッフ20名以上が投入されている。8月に放送されるライヴ番組とドキュメンタリーのために、BSフジ+WOWOWのチームがカメラとスイッチングを担当した。あらゆる所にカメラが設置され、向谷実氏には専門のカメラマンがすべて張り付いて一部始終がネット中継された。楽屋で待機していたギターの斉藤英夫氏いわく「Ustreamを見ていた方のほうが全貌を把握していたかもしれない。楽屋では回線の都合で映像が見られなかったので、Twitterでライヴの進行状況や盛り上がりをつかんでいました」と語っている。
BSフジ+WOWOWが撮影した映像は録画されるだけでなく、そのままUstream中継にも使われる。大規模Ustream中継の多くを手がけているJUNS STCW(ジュンズストリームカーボーイズ)が、6ch分のUstreamを配信。JUNSはプロ向けのカスタマイズPCメーカーだが、Ustreamへ積極的に取り組んでいることで有名だ。Ustream配信用のカスタマイズした独自モデル「UST丼」を8台投入し、マルチUstream配信を行った。
Ustreamの視聴用としては、ライブ動画のマルチ視聴サイト「USTWRAP(ユーストラップ)」を開発しているゆすとら氏が、ライヴ現場で調整を行った。ブラウザ画面で6chすべての配信画面が見られるほか、見たいチャンネルだけをセレクトできるなど、マルチUstream視聴に便利なサービスを提供している。
この3チームは、6月に行われた向谷倶楽部のレコーディングUstream中継でも共同で作業しており、息がピッタリ合っていた。映像のプロ、PC+Ustreamの専門メーカー、ネットサービスの開発者という異業種のコラボレーションだが、現場でマッシュアップしながらマルチチャンネルUstream中継を作り上げていく。さらに今回はライヴでのPA・ミキサーも加わっての作業だったが、トラブルもほとんどなく、高音質のサウンドをネット配信できている。またJUNSのチャンネルでは、ドルビー5.1chサラウンドも配信した。
■「ロマンシング・サガ」から「Twilight Stream」で会場興奮
今回のライヴツアーは、タイトルが「鉄道と音楽とゲームがいっぱい」で、名前からもわかる通り、かなり異色な組み合わせだ。鉄道ファンとしての向谷実氏を知ってライヴに来る人もあれば、カシオペア時代からのファンもいる。またゲーム音楽ファンとして伊藤賢治氏の演奏を聞きに来た人もいれば、Ustream+Twitterでの向谷倶楽部ファンもいる。ファン層がバラバラなため、演奏を聴くまでは何の曲だか知らないという人も多かっただろう。
ところがライヴでの演奏を始めてみると、ファン層の違いは一瞬で消えてしまった。カシオペアの軽妙なインストルメンタル、伊東賢治氏の重厚なゲーム音楽、そして向谷倶楽部のドラマチックな2曲は、違和感なく融合してファン層の違いなど雲散霧消してしまった。マニアックなジャンルだとしても、素晴らしい音楽であればインターネットを通じることでお互いに楽しめることを実証している。
次はいよいよ向谷実×中西圭三プロジェクトの「Twilight Stream」。豪華メンバーが揃い、ライヴバージョンで演奏して会場とTwitterを熱狂させた。2曲目の「21st Love Express」では、クールな斉藤英夫氏のギター、中西圭三氏と坂本美雨氏の美しいハーモニー、かっこいいサッシャ氏のメンバー紹介DJが加わって、興奮の渦を巻き起こした。
ラストは全員が揃って演奏し、アンコールでは再度「21st Love Express」のパフォーマンスで、会場とTwitterが一体となった。Ustreamの同時視聴数は1500人前後を常にキープ。日曜の夜だったため他にも多数のUstream放送が行われていたが、文句なく世界ナンバーワンの視聴率を記録していた。
今回の演奏はすべて録音されており、ライヴバージョンとしてiTunesから7月末に発売される。またUstreamでもアーカイブとして楽しめるほか、8月にはBSフジで放送される予定となっている(詳細は向谷倶楽部の公式ウェブサイト)。
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向谷実メロディーズ@渋谷Duoライヴ画像