Line 6、デジタル・ワイヤレス・マイク・システム「XDシリーズ」を今夏リリース

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Line 6 Japanは、デジタル・ワイヤレス・マイク・システムを今夏より国内発売する。

Line 6から、好評のギター・ワイヤレス・システムに続き、新しいデジタル・ワイヤレス・マイク・システム「XDシリーズ」が発売される。ギター・ワイヤレス同様のテクノロジーをベースとしており、ハンドヘルド製品にはLine 6独自のマイク・モデリングを搭載するなど、Line 6の特徴を生かした製品となっている。

XDシリーズには、ハンドヘルド・カーディオイド・マイク・システムとして「XD-V30」「XD-V70」(写真:上)の2機種、ベルトパック・システムとして「XD-V30L」「XD-V70L」(写真:下)がラインナップされる。これら4機種のデジタル・ワイヤレス・システムは、2.4GHz帯でブロードキャストを行うため、高出力のソースによる干渉を回避可能。しかも2.4GHz帯は、ライセンスなしに全世界で使用可能だ。

XDシリーズのデジタル・ワイヤレス・システムは、独自のLine 6デジタル・テクノロジーを搭載。新しいDCL(デジタル・チャンネル・ロック)およびPDP(専用データ配置)テクノロジーがエンコーディングされたデジタル転送を実現し、隣接周波数の干渉とオーディオの不自然さを回避する上、厳しい高周波環境でも安定した動作が保証される。

アナログ・ワイヤレス・システムでは、距離によりオーディオのクオリティが下がることがあるが、Line 6のデジタル・ワイヤレス・テクノロジーにおいては、オーディオへの影響は皆無。XDシリーズのデジタル・ワイヤレス・マイク・システムは伝達距離いっぱいの地点でも、10Hz~20kHzの周波数特性、最大で120dB以上のダイナミック・レンジ、24-bitデジタル変換によるフルクオリティのオーディオ・スペックが得られる。

「XD-V30」「XD-V70」については、マイクモデリングの搭載もトピックとして挙げられる。両機種には、トップクラスのライブサウンド・マイクにインスパイアされた、ハイクオリティなマイク・モデル(XD-V30に1種類、XD-V70には7種類)を搭載。これらのモデルにより、演者やオーディエンス、FOHエンジニアへ、慣れ親しんだサウンドが提供される。デジタル・モデリング・テクノロジーにおいてLine 6がリーダーシップのポジションにあることのメリットが享受できるというわけだ。

<おもな仕様>
●XD-V30、XD-V30L
6チャンネル、伝送距離30m、内部マウント・アンテナを装備する1/3Uラック・レシーバー、金属製及びポリカーボネート製筐体、キャリング・ケース
●XD-V70、XD-V70L
12チャンネル、伝送距離90m、内蔵アンテナ・ディストリビューション・システムを装備する1/2Uラック・レシーバー、堅強な金属製筐体

◆XD-V30 デジタル・ワイヤレス・マイク・システム
価格:オープン(市場予想価格 42,000円)
◆XD-V30L デジタル・ワイヤレス・ベルトパック・システム
価格:オープン(市場予想価格 42,000円)
◆XD-V70 デジタル・ワイヤレス・マイク・システム
価格:オープン(市場予想価格 58,000円)
◆XD-V70L デジタル・ワイヤレス・ベルトパック・システム
価格:オープン(市場予想価格 58,000円)

◆XD-Vシリーズ製品詳細ページ
◆Line 6 Japan
◆Line 6からギター用デジタル・ワイヤレス・システム「Relay G50」「Relay G90」登場
◆BARKS 楽器チャンネル
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