マーラーの生誕150年に贈る、ベスト・オブ・マーラー作品3タイトル
2010年は、作曲家/指揮者マーラーの生誕150年。
マーラーは後期ロマン派の交響曲作曲家としてウィーンで活躍。ワーグナーに心酔し、各地で指揮者を務めたのち、1897年よりウィーン宮廷歌劇場の指揮者となり、同劇場の全盛時代を築き上げる。長大な交響曲と、歌曲が中心をなしているマーラーの楽曲はあらゆる人を魅了しており、世紀末のウィーンを代表する画家クリムトの絵画にも、マーラーの交響曲第3番が関連付けられている。他にも交響曲第5番の第4楽章「アダージェット」は、ヴィスコンティの名画「ヴェニスに死す」で印象的に使われ、現在では、ヒーリング曲の定番になっている。
そんなマーラーの生誕150年に贈る、ベスト・オブ・マーラー作品が6月23日に3タイトル発売となった。
ひとつは、映画で使われて有名になった交響曲第5番「アダージェット」をはじめ、マーラーの代表曲を集めたコンピレーション『永遠のマーラー』。ラトル&ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、バーミンガム市交響楽団、若手のハーディング、マーラーで定評のあるテンシュテット、ベルティーニなど、超豪華アーティストによる名演が厳選され収録となっている。
そして、マーラーの全作品を網羅した16CDで発売される『マーラー/全作品エディション』、さらにガリー・ベルティーニによる美しきマーラーが高音質CDとなって復活を遂げる『マーラー交響曲全集』だ。
2010年はマーラー生誕150年だが、奇しくも2011年はマーラー没後100年にあたる。2年がかりのマーラー・イヤーは、様々なマーラー作品が市場をにぎわしていくことだろう。
『永遠のマーラー』
6月23日発売
TOCE-56304 2枚組 ¥2,000(税込)
『マーラー/全作品エディション』
6月23日発売
TOCE-56306~56321 16枚組 ¥10,000(税込)
ガリー・ベルティーニ
『マーラー交響曲全集』
6月23日発売
TOCE-90139~49 11枚組 ¥9,800(税込)
◆マーラー生誕150周年記念サイト