MiChi、the telephonesとコラボしたネクストレベルのフューチャーダンスロック「WoNdeR WomaN」特集

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MiChi×the telephones

2010.6.23リリース 日本テレビ 「ゴシップガール」 エンディングテーマ

これはMiChiからのロック宣言
最強のダンスロックバンド“the telephones”とコラボしたネクストレベルのフューチャーダンスロック

INTERVIEW

――MiChiの中ではロックもエレクトロもポップも、すべて地続きで、普通に行ったり来たりできる場所なんでしょ?

MiChi:そうなの。でも今回ね、この曲をやったことによって、前よりももうちょっと軸ができた気はする。これまでのMiChiは単純に、自分が好きか嫌いかで動いてたのね。ロックだとかポップだとか、ジャンルじゃなくて、“これ好き”“これカッコイイじゃん”っていう。でもその時々の気持ちでいろんなことをやると、周りから見た時、わかりにくくなる部分もあるじゃない? それが今回、軸が1本できたから。これからはここを軸に遊ぼうと。

――ロックを軸に。

MiChi:うん。それが見えたシングルかなって思う。自分では“ここ(ロック)が一番居心地がいい”ってずっとわかってたことなんだけどね。だから、これは決して新しい発見ではないの。“いまMiChiはロックが好き”とか“いまMiChiはロック・ブーム”とか、そういうことでもなくて。ロックはMiChiの中心にずっとあったってこと。それをここでバン!と出したってこと。

――なるほど。でも……今まで、それこそ最初の印象が強くて、“MiChi=エレクトロ”と思ってる人も結構いたと思うんだけど、そういうことに関してMiChiは、正直、ジレンマを感じてる部分もあった?

MiChi:いや、それは特にない。MiChiはカテゴリーとか嫌いだけど、それは周りの人が決めることだからしょうがない。だからあんまり意識はしてなかった。実際エレクトロポップって言われて、確かにエレクトロなサウンドも要素もいっぱいあったし、インディーズのアルバムとかずっとそうだったからね。だから抵抗はなかった。ただ、それがずっと定着しちゃうのはちょっとイヤだなっていうのはあった。今まではライブもエレクトロのものに誘われることが多くて、そういうところに行ったとき、少し“アウェイだな”って思うときもあったの。でもよく考えてみたら、エレクトロのライブに出て、しかもロックのイベントにも出たりっていうのは、なかなかできないことだから、それはそれでポジティヴなことなんだろうなって。でも、どこかで軸を作らなきゃって、それはすごく思ってた。幅広いのはいいけど、“何がやりたいんだろう?”って思われるのが、一番怖いことだから。ブレない自分のスタイルとか、軸はやっぱり作らなきゃなってね。

――その軸を、今作でハッキリ提示することができた。

MiChi:そう。ここからだよね。ここからまた自分の中で新しいスタートだなって思ってる。もちろん今までやってきたことも、今まで応援してくれた人も大事にしつつ、またゼロからのスタートだなって。

――話を聴いてると、MiChi、今いい状態だね?

MiChi:やっとだね。3月頃はほんとにダウンしてたから(笑)。でも、またいろいろあるかもしれないけど、とにかく今は、先へ向かうだけ。

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