SPLからドラム・サウンドをリプレイス&シェイプアップするプラグイン「DrumXchanger」

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宮地商会 M.I.D.は、ドイツSPL社によるドラム・サウンドのリプレイス&シェイプ・アップに特化したプラグイン「DrumXchanger」を発売した。

「DrumXchanger」は、同社の「TransientDesigner」の技術を応用したドラム・リプレイサー。マルチトラックに録音されたゴーストノートを含むあらゆるドラムサウンドをオリジナルの録音レベルに関わらず正確に認識し、好みのサンプルにリプレイスすることができる。3月にフランクフルトMusikmesseで発表されたプラグインがいよいよ登場だ。

オリジナル・サウンドとサンプル・サウンドにそれぞれ「TransientDesigner」のプログラムを内蔵。オリジナルのドラムヒットの認識にこの技術を利用する。それぞれのサウンドをシェイピングしたあとにミックスして、よりバックトラックに馴染むドラム・サウンドをクリエイトすることが可能だ。

サンプルとオリジナルサウンドとのミックスや、オリジナルサウンドのアンビエント感を残したままヒットレベルを抑えるダッキング機能、高品位なハイパス・ローパスフィルターを搭載するなどアナログコード・プラグインの開発で培われたノウハウを存分に盛り込んだこのプラグイン。アメリカ製のドラム・リプレイサーの「まったく新しい音に塗り替える」というコンセプトとは全く違う発想で、オリジナルのサウンドも生かしつつ新しいサウンド作りに挑戦できる新しいツールとなっている。

うれしいことに「DrumXchanger」には「TransientDesigner Native」のライセンスもバンドルされる。また、既存の「TransientDesigner」ユーザー(TDM、Native、MassivePack)は「DrumXchanger」へのアップグレードも利用可能だ。

<おもな特徴>
・Transient Designerのテクノロジーを基に、ドラムヒットを録音レヴェルに関わらず正確に認識
・高品位なハイパス・ローパスフィルタを搭載
・上下1オクターブのピッチシフト機能
・高品質な24ビット/96kHzのサンプルを収録
・2基のトランジェント・デザイナーを搭載(オリジナル・サウンドとサンプル・サウンドをそれぞれトランジェント・デザイナーでシェイピング)
・プラグイン版 Transient Designer Native のライセンスもバンドル

<動作環境>
フォーマット:RTAS、VST、AU、TDM
オーソライズ方式:iLok (※iLokは別売)
●Mac
対応OS:Mac OS 10.4 or higher
CPU:G4/Intel Core Duo
RAM:512MB
ディスプレイ:SVGA 1024×768
●Windows
対応OS:Windows2000/XP/Vista/7
CPU:1GHz
RAM:512MB
ディスプレイ:SVGA 1024×768

◆DrumXchanger
通常価格:46,200円
初回特価:34,650円
発売日:2010年6月10日

◆DrumXchanger 製品詳細ページ
◆宮地商会 M.I.D.
◆BARKS 楽器チャンネル
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