トレイシー・ソーン、リアルな女性の日常を歌う
エヴリシング・バット・ザ・ガール(EBTG)の顔として、90年代オルタナ・ポップ・シーンの代表として大成功を収めたベテラン・シンガー・ソングライター:トレイシー・ソーンが、3年ぶりの作品を引っさげて帰ってくる。
◆トレイシー・ソーン画像&ピアノ弾き語り映像
2000年のバンド解散後はソロ・シンガーとして活躍、2007年にリリースしたフォーク・ディスコ・アルバム『アウト・オヴ・ザ・ウッズ』はUKで大ヒットを記録し、変わらぬ圧倒的な存在感を見せつけた。そして2010年、EBTGの長年のパートナーであり人生のパートナーでもあるベン・ワットのレーベルStrange Feelingからのニュー・アルバム『ラヴ・アンド・イッツ・オポジット』の登場だ。先行発売となった輸入盤も既に話題になっているが、ボーナスディスク付日本盤が5月26日に発売となった。
プロデューサーは、前作『アウト・オヴ・ザ・ウッズ』でも多くの作業を共にし、最近はデルフィックも手掛ける敏腕イワン・ピアソン。さらにホット・チップのアル・ドイル、インビジブルのレオ・テイラー、スウェーデンのシンガー・ソングライターであるイェンス・レークマン、ナッシュビルのソングライター兼ドラマー、コートニー・テッドウェル、ロス・ヴァレンティノのギタリストであるジュノといった、そうそうたるメンバーがゲストとして参加している。
トレイシーが「これは現在の私や周りの人々、40歳を過ぎてからの人生についての作品よ」と語る通り、ギター、ピアノ、ベースそしてドラムをベースにした素朴なサウンドと、リアルに生きる女性の生きざまを描いた歌詞が胸に響く作品だ。
自身のルーツでもあるインディー・シーンへ舞い戻ったからこそのパーソナルな本作は、EBTGファンのみならず、現代を生きる女性にこそ是非聞いてもらいたい作品となった。
『ラヴ・アンド・イッツ・オポジット』
2010年6月23日発売
\2,490(税込)
1.Oh, The Divorces!
2.Long White Dress
3.Hormones
4.Kentish Town
5.Why Does The Wind ?
6.You Are A Lover
7.Singles Bar
8.Come On Home To Me
9.Late In The Afternoon
10.Swimming
※5曲入りボーナス・ディスク付