安全地帯、香港・台湾・韓国のアジア・ツアー決定
安全地帯が、香港・台湾・韓国のアジア・ツアーを行なうことがあきらかとなった。8年振りとなる香港公演は6度目の公演となるが、台湾と韓国でのコンサートは初のことだ。
安全地帯は7月3日から全国ツアーをスタートさせるが、アジアツアーはツアー後半となる9月下旬から10月上旬あたりに開催となる模様。詳細は5月24日(月)に香港で開催されるアジアのプレス向け記者会見にて発表される予定となっている。この記者会見は、5月26日リリースのアルバム『安全地帯XI☆STARTS☆「またね…。」』が、香港でも同日発売される事を受けてのもので、玉置浩二が出席する予定。アルバム発売の発表のみならず、ツアー開催の発表は、こと香港のオーディエンスを歓喜させることだろう。
安全地帯の香港人気は非常に高い。「恋の予感」(1984年10月)「熱視線」(1985年1月)がヒットし、安全地帯がトップ・スターに向けて走り出したこのころ、1985年2月には初めての武道館2DAYS公演を行なっていたが、この時すでに日本より香港の方が人気が高く、1985年3月15&16日には香港のクイーンエリザベススタジアムでコンサートを大盛況に終わらせている。
「香港でコンサートを演れるという事が非常に嬉しかった事は覚えてますが、当時は(そこで)音楽を演る事に無我夢中でした。驚いた事は、その頃の香港のお客さんが、僕たちの曲をみんな知ってた事でした。日本の3倍ぐらい、お客さんが盛り上がっていて、凄いコンサートだったなぁという事は覚えています。日本だと拍手とか手拍子なんですが、アンコールの時に、香港は足を踏み鳴らすんです。僕にとっては、この足拍子(?)の方がグッド・フィーリングでした。」──玉置浩二
その後、2002年の14年振り5度目の香港公演においても、香港コロシアムで2デイズを敢行、アルバム『安全地帯IX』(2002年8月)を引っさげて行ったコンサートも相変わらず素晴らしいものとなった。すでに数多くのシンガーが安全地帯の曲をカバーしている状況もあり、香港では日本よりもヒット曲が多いのだ。
そんな安全地帯の8年振り公演だけに、どれほどの熱狂で迎えられることになるか、容易に想像がつくというもの。熱心なファンであれば、国内ツアーもさることながら、香港ツアーも是が非でも参加したいところだろう。
「色々な事が便利になり、色々な事が変わっていく世の中ですが、音楽の良さは変わりません。バンドのグルーヴと、いいメロディと、サイコーのうたを待っていてください!みなさんに会うのが楽しみです。サイコーの夜にしましょう!」──玉置浩二コメント
●安全地帯の香港歌手による主なカバー楽曲
ワインレッドの心
→酒紅色的心/譚詠麟(アラン・タム)/1984
→月蝕/蔡楓華(ケン・チョイ)/1984
→Uma Noite/Angelita Li/2002※香港のジャズボーカリスト
恋の予感
→黑夜快車/鍾鎮濤(ケニー・B)/1985
→冷風中/陳百強(ダニー・チャン)/1985
→一夜傾情/黎明(レオン・ライ)/1992
・夢の続き(安全地帶 IV)→月半彎/張學友(ジャッキー・チュン)/1986
・蒼い瞳のエリス→痴情意外/陳慧嫻(プリシラ・チャン)/1986
・Friend→細想/陳百強(ダニー・チャン)/1987
・夏の終わりのハーモニー→絕對自我/李克勤(ハッケン・リー)/1987、→答案/葉倩文(サリー・イップ)/1988※台湾の女性シンガー
・じれったい→拒絕再玩/レスリー・チャン(張國榮)/1987
・あなたに(安全地帶 II 収録)→路中情/夏韶聲(ダニー・サマー)/1988※香港の男性ロック歌手
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