テレサ・テン、35年以上にわたってお蔵入りしていた「空港(アナザー・ヴァージョン)」が初音源化

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テレサ・テンが突然この世を去って15年。そんな彼女の未発表作品が、今回初音源化された。

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4月28日発売のアルバム『デュエット&ベスト 新生』のラストトラックに収録されているのは、今回発見され初音源化となった「空港(アナザー・ヴァージョン)」だ。同曲は、テレサ・テンの日本での最初のヒット曲となった、「空港」(1974年リリース。第16回日本レコード大賞新人賞受賞曲)の別バージョン。シングル「空港」の制作される前に作られていたものだったが、当時、「アレンジに凝りすぎていた」という理由で作り直され、結果、実に35年以上の長きにわたってお蔵入りとなっていた。

さらにこのタイミングで、今まで配信がされていなかったポリドール時代のテレサ・テンのヒット曲の配信もスタート。既述の「空港」をはじめ、「夜のフェリーボート」、「ふるさとはどこですか」などがダウンロードできるようになった。初音源化された「空港(アナザー・ヴァージョン)」も楽曲配信されているので、1974年のオリジナルと今回発掘されたものとを聴き比べてみるのも面白いかもしれない。楽曲はこれからも順次増えていくとのこと。

テレサ・テン。彼女の名前は今でも語り継がれ、その作品は今もなお、アジアはもとより世界中の各地で聴かれ、歌われている。最近では、徳永英明の累計500万枚突破の大ヒットカヴァーアルバムシリーズ最新作『VOCALIST 4』でもテレサ・テンの代表曲「時の流れに身をまかせ」が1曲目に収録、さらにシングルカットもされている。

2010年は、亡くなって15年という区切りの年でもあり、命日である5月8日前後には、台湾で大規模な追悼イベントも開催予定。

テレサ・テンは人々の記憶から消え去ることなく、こうして今もなお、人々に影響を与え続けている。

◆テレサ・テン オフィシャルサイト
◆iTunes Store テレサ・テン(iTunesが開きます)
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