DigiCut、店頭に並んでいない幻のCDがエアプレイチャートまさかの2位

2010.4.28 19:17

DigiCutのニューシングル「Tear Drop」が、ラジオエアプレイチャートにて4/23付8位、4/26付3位、4/27付では2位とまさかの上位ランキングを続けている。BUMP OF CHICKEN、ケツメイシ、斉藤和義など大物アーティストばかり並んでいるなか、インディーズアーティストとしては異例チャートアクションだ。しかもこのシングル、4月28日にリリースされたものの、店頭には一切並んでいないもの。総じてDigiCut周りがなんとも奇妙なのだ。

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シングルのタイトル曲「Tear Drop」は、様々なテレビ番組のエンディングテーマや、各FM局のパワープレイを獲得。ハウスミュージックをベースにポップなメロディーを乗せた切ない“泣きうた”だ。そしてシングルのカップリングには、JFN系『やまだひさしのラジアンリミテッドDX』のリスナーらとともに作り上げた楽曲「My Lover」を収録。ちなみにこの曲の制作過程は、BARKSの楽器チャンネルにて動画で4回（制作過程3回＋解説編）にわたってお届けしている。

また、シングルリリースを前に「レコチョククラブうた」にてこれら2曲の先行配信を開始。「Tear Drop」は着うた（R）、着うたフル（R）2位まで上昇。「My Lover」は着うた（R）1位を獲得（いずれもデイリーチャート）という動きから、各FM局やモバイルサイトから「Tear Drop」について、そしてDigiCutについての問い合わせも増加。さらには渋谷系有名ギャル雑誌で活躍するモデルにも話題は飛び火し、彼女たちもこの曲をレコメンドしているという話まで聞こえてきた。

そんな中、1stシングル「Tear Drop」が4月28日にリリースになったが、なんとこのCD、ライヴを大切にしているメンバーの意向から、ライヴ会場限定発売を決定。しかし、リリース間近となって上記のような盛り上がりを見せ、さすがに会場限定だけではマズイと思ったスタッフは、何とかメンバーを説得。現在は、Amazonなどの通販サイトでも購入は可能となっている。とはいえ、巷のCDショップなど、ライヴ会場以外の場所で店頭購入することができないのはもちろん、店先にはCDが並んでさえいないのだ。

そして、そんな“幻のCD”収録曲が、今、ラジオを中心に大きな話題となっている、というわけだ。