オレスカバンド、楽しめる音楽という原点を見つめて6人が全速力で音の中を疾走するNEWシングル「自転車」大特集

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オレスカバンド

NEWシングル「自転車」2010.4.28リリース

「自転車」TX系全国ネット「NARUTO-ナルト- 疾風伝」エンディングテーマ曲
「ダンスナンバー802」大阪デザイナー専門学校TVCM局

楽しめる音楽という原点を見つめて
6人が全速力で音の中を疾走する
自転車を 漕いで 漕いで 漕いで
その先に見えたものとは?

INTERVIEW-4

2009年長く苦しんだ結果が、今年出るアルバムで出るかもしれない。

──大人も、若い子を決めつけちゃっているところもあるかもしれないんですよ。「若い子達ってクールだよね」とか「ゆとりだよね」とか、「世代だからしょうがない」とか。

ハヤミ: そうなんですよね。ウチはやっぱり、今を楽しもう! みたいなのがいいです。

いかす: みんな将来に絶望的なんだと思うわ。

たえさん: 楽しみにしてないんですよね。なんか、年とることにビビッてるんですよ。

いかす: めっちゃわかる! 知り合いがもう、子供が大学行くまでのこととか考えているんですよ。こないだまで子供やったやん! って。てか、まだ子供やん! みたいな(笑)。つい最近まで子供だった人が、子供産んでどうすんの? みたいに思いますよね。それくらい、社会に対してホンマに絶望的なんやろうな。

──しかしオレスカは違う!ってことですよね。それを「ダンスナンバー802」から感じてほしいと。

いかす: そう感じるウチらやからこそ、これができたのかなって。

ハヤミ: ウチらのライブに来てむちゃくちゃ楽しんでいる人達に対していつも心の中で「君らは正しい!」と思ってるもん。「君らは間違ってない!」って思う。

──3トラック目には、そのライブの熱気がそのまんま8曲分も入っています。

たえさん: 詰め込みました。

いかす: ホンマに荒削りやけど(笑)。でもこれ<warped tour>から帰ってきて、やっと日本のお客さんに見せられるライブやったから、すごく空気が良かったです。でも、結構ムチャクチャな演奏しているんですけどね。「気持ちで!」みたいな。

たえさん: オレスカってどんなバンド?って説明する時に、3曲目聴いてくれたらわかるかもな。

──こういうシングルを聴くと気になるのが、最新アルバムです。

たえさん: 今13曲録り溜まっているんですけど、まだ作りたいなぁという感じがしていて。

いかす: やっとこの「自転車」でわかり始めたので、もっと良いのができそうな気がしますね。

たえさん: そうなんですよ。坂道の途中なんですよ。2009年からずっと。用意されたことで満足するんじゃなくて、自分で「こうしよう、ああしよう」って必死になれることの方が大事やなって、「自転車」で思いました。オレスカバンド、今改造中ですね。それのきっかけが「自転車」です。2009年長く苦しんだ結果が、今年出るアルバムで出るかもしれない。

ハヤミ: 今ええこと言ったな! ホンマそう!

たえさん: まだ何もスッキリしてないんですよ。

ハヤミ: 全然スッキリしてない!

たえさん: 衣装やめようよとかって言ったのも、もうオレスカの気分的にそうやろうって感じだったんですよ。ただ、苗字が取れるみたいな気分だったので、アーティスト写真撮る時は不安だったんですよ。ウチらを物語ってきていたものが一つが剥がれるとか、すごく思ったりして。それでも悩みながら、一歩一歩進んでいきたいです。

ハヤミ: ずっと不安でも良いかもな。それが普通なのかも。安心いらん!みたいな感じかな、今はモチベーション的に。

──ストイックですね。

ハヤミ: 一生懸命ってことです!(笑)

取材・文●冨田明宏

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