約600万人が参加し聴いた、全国FM局とレミオロメンによる<MEET THE MUSIC LIVE>

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全国FM連合加盟全53局と、FMケータイを展開するau by KDDIによるイベント<全国民放FM53局&KDDI present MEET THE MUSIC LIVE with レミオロメン>が3月21日、ビルボードライブ東京にて開催された。

このライヴイベントは、同日の19時から20時までの1時間にわたってレミオロメンのライヴをFM53局が同時生放送するというもの。2008年には桑田佳祐が、2009年はコブクロがフィーチャーされており、今回のレミオロメンで3年目となる。

会場となったビルボードライブ東京には、民放FM53局+KDDI利用者から選ばれた中高生とその同伴者の54組108名が全国より集合。さらに、東京ミッドタウンの広場および全国13会場にてパブリック・リスニングが実施された。全国FM局の特別番組を聴いている人も含めると、トータルのイベント参加者(リスナー)はおよそ600万人。つまり、600万人が、様々な場所でレミオロメンのライヴを通して同じ時間を共有したというわけだ。

そんなスペシャルイベントだけに、いつものレミオロメンのライヴとは異なり、今回、レミオロメンのワンマンとしては初めて生のストリングスを入れた編成を採用。披露される楽曲アレンジも、この日のためだけの特別なものとなっている。

【関連画像】レミオロメン 画像@2010.03.21<MEET THE MUSIC LIVE with レミオロメン>

19時。放送が始まると、荘厳な生のストリングスが鳴り響く。そしてレミオロメンのメンバーがバンドメンバーとともに登場。会場の声援に、白いジャケットを羽織った藤巻亮太(Vo、G)は、両手を挙げて応える。神宮司治(Dr)の心地よいキックと前田啓介(B)のベースライン、そして藤巻の歌声に伸びやかなストリングス、優しいピアノの音色が織り成す「Sakura」からライヴはスタート。全国各地から集まった中高生、そして同伴者はその極上なサウンドと目の前のパフォーマンスに早くも釘付けだ。

「ありがとう。こんばんは、レミオロメンです。今日はですね、<MEET THE MUSIC LIVE with レミオロメン>ということで、ミッドタウンの中にあるビルボードライブ東京からライヴをお送りしているのですけど、楽しんでますか? 僕たちもなかなかこういう場所でライヴすることないんですよ。」── 藤巻亮太

藤巻は人懐っこい笑顔で、会場に集まった中高生と全国で特別プログラムを聴いているオーディエンスに呼びかける。レミオロメンは、今回ライヴで初披露となったアルバム『花鳥風月』(3月3日リリース)収録曲を含め、番組内で9曲を披露。中でも、名曲「粉雪」では、生のストリングスのドラマティックな調べとレミオロメンのパフォーマンス、そして藤巻の熱唱を目の前にして、鼻をすする音や涙ぐむオーディエンスの姿もあった。

番組は「3月9日」で放送を終了したが、実はこの後、会場参加者と、パブリック・リスニングに参加しているリスナーのために、レミオロメンはアンコールに応えた。会場では、アンコール前にステージ後方を遮っていたカーテンがオープン。前面に広がった景色に思わずため息が漏れる。ここからは夜景をバックにしたレミオロメンのライヴだ。
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