山下達郎「希望という名の光」PVに、岡村隆史出演

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映画「てぃだかんかん-海とサンゴと小さな奇跡-」の主題歌として書き下ろされた山下達郎の新曲「希望という名の光」が4月14日に発売となる。この楽曲のミュージックビデオに、同映画の主演を果たしたナインティナイン岡村隆史が出演することがわかった。

◆映画「てぃだかんかん-海とサンゴと小さな奇跡-」予告編

きっかけは、2月25日に山下達郎がナインティナインのレギュラー番組「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)にゲスト出演したことだったらしい。初対面だった2人だが、1976年に「オールナイトニッポン」レギュラー経験があることを山下達郎が吐露、これをきっかけにラジオ談義に花が咲き、TOKYO FM「サンデーソングブック」で18年のキャリアを持つ山下達郎と「オールナイトニッポン」を15年続けてきたナインティナインという、お互いのラジオ番組へのこだわりが、自然と両者の絆を作り上げたようだ。

話題は映画「てぃだかんかん-海とサンゴと小さな奇跡-」に及び、山下達郎はサンゴ礁再生に挑む主人公のひたむきさを誠実に演じた岡村隆史の名演技を讃え、岡村隆史は子供の頃から達郎ソングをリスペクトし、沖縄の撮影現場ではiPodで毎日達郎ソングを聴いて演技に臨んでいたという撮影裏話を語った。

約40分のゲスト出演を終えた頃には2人は意気投合し、自然とミュージックビデオへの岡村隆史出演が決まっていったという。意外にも、岡村隆史のミュージックビデオへの出演はこれが初なのだそうだ。


主題歌「希望という名の光」のミュージックビデオも、映画同様、竹石渉(たけいしわたる)監督によって制作された。

何もない空虚な白い空間にひとりぼっちで迷いこんだ、岡村演じるサラリーマンが絵の具でサンゴの絵を描き始め、次第に白い空間に美しい海底が書き込まれる。途中絵の具を持った子供たちが突然現れ、一緒に魚の絵が描きこまれ、ついに美しい海が完成する。最後はまたひとりになるサラリーマンだが、皆がいたからこそ完成した達成感に見たされ、最初の寂しい表情は消えているというストーリーだ。

実際の撮影では、6歳ぐらいの子供たち7人と一緒に絵を描くシーンに臨んだ岡村だが、手のひらサイズの魚を描くように指示された子供たちも、夢中のあまり魚はどんどん巨大化。しまいには関係のないカメやウツボまで登場し、自由な発想で美術セットをキャンパスにしていく子供たちに岡村も思わずツッコミ。撮影現場は笑いであふれていたという。

「初めてのPV出演ということで、いろいろ緊張しましたが、撮影2日間楽しくやらせてもらいました。バラエティの現場とは違う雰囲気で、とてもスピーディーでびっくりしました。どんな仕上がりかまだ分かりませんが、映画に続いて、またキャラにないことをしてしまいました。一生残るものなので、僕の永久保存版として大切においておきたいと思います。完成した作品を観るのが楽しみです。」──岡村隆史

「希望という名の光」
2010年4月14日発売
WPCL-10776 1,000円(税込)
※映画「てぃだかんかん -海とサンゴと小さな奇跡-」主題歌
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