RAZORS EDGE史上最強のアルバムが完成

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ライヴをすればフロアで自然に発生するサークルピット。曲が進むごとに大きくなり、ついにはフロアのオーディエンスのほとんどを巻き込むほど巨大化する。そしてライヴのクライマックスで、その渦に飛び込むヴォーカリスト。オーディエンスの上を泳ぎながら、ステージからPA卓まで往復して満面の笑み。同じくフロアのオーディエンスも解放されたような笑顔。

こうしたステージを繰り広げることで知られるハードコア・バンド、RAZORS EDGEが通算5枚目となる『SONIC! FAST! LIFE!』を3月10日にPIZZA OF DEATH RECORDSからリリースする。合計20曲を収録しながら合計29分16秒という、フォーマットからもすでに小気味よさ全開。

KENJI RAZORS(Vo)、TAKA BEEF(G)、MISSILE(B)、KRASH(Ds)の4人がニュー・アルバム用の曲作りをスタートさせたのは、2009年元旦からのこと。レコーディングは一気に進めるのではなく、8月と11月の2回に分けて行なわれている。

「そのおかげで1回目のRECで見えた方向性や足りないものを客観的に判断できたことが、2回目のレコーディングに大変な効果をもたらしました。特にアルバムのタイトルともなった1曲目「SONIC!FAST!LIFE!」は、1回目のREC終了後から作り出した渾身のオープニング・ナンバーに。プロモの曲となった3曲目の「TRAIN TRAIN TRAIN」は、1回目のREC時にとっさの思いつきでレコーディングした「TRAIN(reprise)」(19曲目)のリメイク・ロング・バージョンで、レイザーズ節たっぷりのシンガロング・チューンになりました」──KENJI RAZORS

またアルバム全体のキーワードは“チョッ速ハードコア”や“倍速ファスト・パンク”、さらに“シンガロング”といったものだった。

「俺たちのキャリア全ての中から“レイザーズエッジとは何ぞや?”の問いに答えられる楽曲に焦点を絞り、アルバムを作れたんじゃないかと。各パート全てにおいて前作の欠点となった柔らかめのタッチを払拭すべく、音作り、曲作り、演奏において“ハードさ”を全面に出せたことも、力強い作品となった要因になっています。もちろんRAZORS EDGEのポップさ、キャッチーさを失うことなく」──KENJI RAZORS

つまりファンがバンドに求めているものがそのまま具現化されたアルバム。激速のハードコアにちりばめられたポップ感、ライヴ感を満載したエネルギッシュなサウンドなど、聴いていると思わずグルグルと回り出したくなる仕上がりだ。ちなみに「YOU GOTTA DANCE!」「VERY VERY」「METAL MAD」の3曲は、メロディック・パンク・パンドのALL(/DESCENDENTS)のギタリスト、ステファンがミックス・ダウンを担当している。これはMy Spaceで彼からKENJI RAZORSに「やりたい!」とコンタクトを取ってきたのがきっかけで実現したもの。


アルバム発売に合わせたツアーは4月10日(土)岡崎CAM HALからスタートするが、その前に、3月28日(日)にTOWER RECORD渋谷店B1「STAGE ONE」でインストア・ライヴ<~MOSH AT THE TOWER~>も行なう。もちろん彼らのことだから通常のインストアで終わるはずがなく「Chaos Timeに飲み込まれたい人は集合ヨロシク!」なんてメッセージも届いている。

長谷川幸信

『SONIC! FAST! LIFE!』
PZCA-47 2,300円(税込)
1.SONIC!FAST!LIFE!
2.MAGIC NUMBER
3.TRAIN TRAIN TRAIN
4.BLITZKRIEG CHAOS
5.I CAN'T STOP!
6.YOU GOTTA DANCE!
7.VERY VERY
8.POISON PUNK
9.WAY TO GO
10.GO YOUR OWN WAY
11.N.T.S
12.SKATE RIOT
13.RAZORS FUCKIN' RULES
14.SO MUCH FUN!
15.STOMY! STOMY!
16.REALITY LIES
17.SKATE HOLIDAY
18.METAL MAD
19.TRAIN (reprise)
20.I HATE WRITING LYRICS
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