世武裕子、2010年は羽ばたきの年か?
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◆世武裕子画像
オムニバス映画を見ているかのような1曲毎にストーリー性を持った各楽曲は、独特の視点で日常の一面を切り取った言葉選びの作詞能力が光り、曲毎に全く異なる表情を見せるという。世武裕子のロック~民族音楽~クラシックなど幅広い音楽趣向をポップに昇華させた、まさに2010年代のプレリュードを奏でるポップ・アルバムが完成した模様。
世武裕子は、自身のピアノ+弦楽器をフィーチャーした1stアルバム『おうちはどこ?』を、くるり主宰レーベルNOISE McCARTNEY RECORDSから2008年11月にリリースしたが、無名の新人のタワーレコード限定作品にもかかわらず、異例のセールスの伸長を見せ、品切れを起こす店を続出させた。
2009年には、くるり8th『魂のゆくえ』に鍵盤/コーラスで参加。全国ツアー<とろみを感じる生き方>(ホール公演)や大型フェスにも帯同。世武の自由に飛び回る鍵盤と歌に寄り添うコーラスで、多くのオーディエンスの心を奪った。10月には、松任谷由実、矢野顕子、奥田民生、木村カエラなどそうそうたる顔ぶれが会した、トリビュート盤『くるり鶏びゅ~と』に「東京」の弾き歌いで参加。活動のたびに注目が集まり、日に日に世武の次回作への期待度が高まってきている中、近作への期待も大きい。
2010年は、世武裕子にとってエポックな1年になるかもしれない。
『リリー』
2010年3月24日(水)発売
BNCL-43 2,400円(税込)
1.風船とばす
2.市民になる
3.メトロ
4.タワー
5.恋するリリー
6.鳩ぽっぽ
7.オオカミ少女 I
8.オオカミ少女 II
9.ピエロは踊れなくなったとか
10.海
11.まぼろしを見た
12.航路
※M3、M5:フランス語詞 M10:インストゥルメンタル
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