アメリカ空軍のCMソング、ホワイト・ストライプスのものではなかった?

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ホワイト・ストライプスが、彼らの曲を許可なくCMで使用したとアメリカ空軍を非難したが、CM製作者によると、曲はホワイト・ストライプスの「Fell In Love With A Girl」を再レコーディングしたのではなく、同トラックのことを知らずに作られたオリジナルだったという。作曲家は「似ていたとしたら申し訳ない」と謝罪のコメントを発表した。

CMを制作したプロダクション会社のオーナーは「ホワイト・ストライプスの曲のことはよく知らなかった。ホワイト・ストライプスの名前は聞いたことある。でも彼らの曲は聴いていない。似ているなんて思いもしなかった」と『New York Times』紙の取材に答えている。

曲を制作したフリーランスのミュージシャン、ケム・クラフトにいたっては、責任はすべて自分にあるとまで話している。「同じようなものになってしまい、申し訳ない。本当に本当にそんな気はなかったんだ」「もしホワイト・ストライプスが話したいというのであれば、僕がその責任を負う。僕だけの責任だ。空軍は何の関係もない。彼らは何も知らなかったんだ。僕も何も知らなかった」

また、空軍は「ホワイト・ストライプスもしくはほかのアーティストの曲を使用するとか、それに似せようとする意図はまったくありませんでした。なにかの音楽に類似しているとしても、それはまったく意図せぬことでした」との声明を発表している。

現在のところ、これらのコメントに対し、ホワイト・ストライプス側からの返答はなされていない。

Ako Suzuki, London
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