さだまさしの息子がイケメン・トリオでデビュー

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TSUKEMEN(ツケメン)という名のイケメン・トリオがデビューする。彼らは2008年12月にサントリーホールで華々しくデビュー。ヴァイオリン2本とピアノによる“生音”にこだわった新しい形のアンサンブルユニットだ。

メンバーはヴァイオリンのTAIRIKU(写真:左)、ピアノのSUGURU(写真:中央)、そしてヴァイオリンのKENTA(写真:右)の3人。TAIRIKUとSUGURUは桐朋学園大学卒業、KENTAは東京音楽大学を卒業した、由緒正しいアーティストだ。クラシックに裏打ちされた実力と数々の実績を持つ彼らは、優秀なプレイヤーでもあり、また作曲も手がけるクリエイターでもある。

しかし彼らが奏でるのは純粋なクラシック一辺倒なのではなく、ジャズ、ポピュラー、映画音楽、そしてそれらの音楽エッセンスを昇華したオリジナル曲など、演奏の幅はとても広い。アコースティック楽器による“生音”だからこそ伝わる表情豊かな音色、ジャンルを超えたグル―ヴ、そして人の心を撃つメロディを武器に、情熱的に、また爽やかに音楽を届けてくれる。

さて、このTSUKEMEN(ツケメン)というユニット名。それぞれの名前の最初の文字を合体させたものがベースになり、そこに“男”のMENを追加したものというのは見てもらえばわかるのだが、この命名者というのが、なんとフォークの大先達さだまさしなのだ。

というのも、このヴァイオリンのTAIRIKUが、実はさだまさしの息子さんなのである。父からの秀逸なメロディセンスをはじめとする音楽的素養を引き継ぎ、それに加えて写真でもおわかりのように、男前なルックスを引っ提げ、父と同じ土俵である音楽の世界に登場した。

彼らの奏でる音楽は実にアグレッシヴ。クラシックという安定した音楽に安住せず、自分たちの身体にしみ込んでいるポップスなどの要素をミックスし、リスナーを楽しませ、また自分たちの楽しむことができる音楽を奏でることを目標としている。

そんなTSUKEMENのメジャー・デビュー・アルバム『BASARA』が3月24日にリリースになる。クラシックの名曲、映画音楽、アニメ曲、そしてオリジナル曲が混然となり、3人の卓越した技と個性がぶつかり合い、色彩豊かな音の七変化を聴くことができる作品だ。ささくれ立った心を癒す魅惑的な音世界。ぜひ今後、大きくなってほしい3人だ。

◆TSUKEMENからのメッセージ

『BASARA』
キングレコード
KICC-825 \2,800(tax in)
3月24日発売
01.「ラ・カンパネラ」
02.「BASARA」
03.American Wake(舞台「RIVERDANCE」)
04.ゴッドファーザー・ワルツ-愛のテーマ(映画「ゴッドファーザー」)
05.「デビル・ダンス」(映画「イーストウィックの魔女たち」)
06.「ムーン・リバー」(映画「ティファニーで朝食を」)
07.「虹色の翼」
08.「sora」(NHKハイビジョン特集「少女たちの日記帳」オープニングテーマ)
09.「RAIN」(NHKハイビジョン特集「少女たちの日記帳」挿入曲,エンディングテーマ)
10.「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
11.「創聖のアクエリオン」
12.「星唄」

◆TSUKEMENオフィシャルサイト
◆TSUKEMEN レーベルサイト
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