第52回グラミー賞での快挙は、フェニックス
2月末に4年振りとなる単独来日公演を行なうフェニックスだが、来日を目前にして、最新作『ヴォルフガング・アマデウス・フェニックス』が、第52回グラミー賞にて、最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞を受賞するという快挙を成し遂げた。1991年に同賞が設立されて以来、初のフランス人アーティストの受賞であると共に、アメリカ、イギリス以外の英語圏外のアーティストとしても初となるものだ。
最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞は、過去にレディオヘッド、ベック、U2、グリーン・デイ、ニルヴァーナ、コールドプレイ、ザ・ホワイト・ストライプス、ビースティー・ボーイズといった、いわゆる超ビッグネームが受賞しており、インディペンデント・レーベルに所属するフェニックス(USでは、Glassnote所属)が受賞するのは、まさしく異例の大事件。
グラミー受賞直後の来日公演は、東京公演が既に全席完売、残すは大阪公演のみとなっているが、こちらももう厳しいか…。2009年のサマーソニック出演時には、メンバーの体調不良により、大阪会場でのライヴをキャンセルしてしまったフェニックスだが、今回のツアーでは、文字通り不死鳥のように元気に蘇ったライヴを披露してくれるはずだ。グラミー受賞という大きな追い風を受けながら。
これは期待大だ。
■グラミー賞「最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞」過去の受賞作品
1991年 シニード・オコナー『蒼い囁き』
1992年 R.E.M.『アウト・オブ・タイム』
1993年 トム・ウェイツ『ボーン・マシーン』
1994年 U2『ズーロッパ』
1995年 グリーン・デイ『ドゥーキー』
1996年 ニルヴァーナ『MTVアンプラグド・イン・ニュー・ヨーク』
1997年 ベック『オディレイ』
1998年 レディオヘッド『OKコンピューター』
1999年 ビースティー・ボーイズ『ハロー・ナスティ』
2000年 ベック『ミューテイションズ』
2001年 レディオヘッド『キッドA』
2002年 コールドプレイ『パラシューツ』
2003年 コールドプレイ『静寂の世界』
2004年 ザ・ホワイト・ストライプス『エレファント』
2005年 ウィルコ『ゴースト・イズ・ボーン』
2006年 ザ・ホワイト・ストライプス『ゲット・ビハインド・ミー・サタン』
2007年 ナールズ・バークレイ『セント・エルスホエア』
2008年 ザ・ホワイト・ストライプス『イッキー・サンプ』
2009年 レディオヘッド『イン・レインボウズ』
『ヴォルフガング・アマデウス・フェニックス』
VVR702468J 2,490円(税込)絶賛発売中
※日本盤のみボーナストラック4曲収録、歌詞対訳、ライナーノーツ付
<フェニックス来日公演>
2010年2月25日(木)
@東京渋谷AX
2010年2月26日(金)
@大阪心斎橋クラブクアトロ
TICKET¥5,800(オールスタンディング/税込/1ドリンク付)
(問)心斎橋クラブクアトロ 06-6281-8181
More Info: Creativeman http://www.creativeman.co.jp/artist/2010/02phoenix/
この記事の関連情報
Phoenix
Sinead O'Connor
R.E.M.
Tom Waits
U2
GREEN DAY
Nirvana
Beck
Radiohead
BEASTIE BOYS
Coldplay
The White Stripes
Wilco
Gnarls Barkley
グラミー賞
洋楽
コールドプレイ、「ウィー・プレイ」を先行配信
スティーヴン・ウィルソン、「コールドプレイはくそったれ」メッセージの真相を明かす
レディオヘッドのジョニー・グリーンウッド、重度の感染症で緊急入院
コールドプレイ、「feelslikeimfallinginlove」のミュージック・ビデオを公開
コールドプレイ、『Moon Music』輸入国内盤CDも2024年10月4日(金)に発売
コールドプレイ、2024年10月4日にニューアルバム『Moon Music』を発売
R.E.M.、ソングライターの殿堂式典で再結成パフォーマンス
【俺の楽器・私の愛機】1632「某スメルズのMVベースです。」
コールドプレイのクリス・マーティン、歩行困難なファンを車で送る