YOSHIKIプロデュースTOSHIソロコンサート、2月24日開催

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1月19日、TOSHIは緊急会見を開き、これまでの自分自身や身の回りの環境との決別を宣言し、X JAPANの活動に専念していく決意を明らかにした。

会見は、これまでのソロ活動を終結、TOSHI with T-EARTHも自然消滅、すべてはX JAPANに心血を注ぐ意思を明確に表し、区切りをつけるために<YOSHIKIプロデュースでのさよならコンサート>の予定があるとするものである。

<さよならコンサート>の日程は2010年2月24日。会場はまだ発表されていないが、「TOSHIが改めて初心に帰る場所として、最もふさわしい場所」をYOSHIKIは選んだという。TOSHIは会見前にLAのYOSHIKIに電話を入れた。「自分の人生に区切りをつけるためのソロさよならコンサートをやりたいので、そのプロデュースをYOSHIKIにして欲しい」とその想いを伝えた。もちろんYOSHIKIは快諾、TOSHIの決意から24時間も経たないうちに、YOSHIKIはこのコンサートの日程と場所を決定、X JAPANメンバー全員の出演をも調整するという、驚異の行動力を見せた。

YOSHIKI Mobileには、YOSHIKIからファンへメッセージが送られた。年始の挨拶から始まったこのメッセージには、ハリウッドでのPV撮影のために集まったX JAPANのメンバーとさまざまな思いを共有し、過去から現在、そして未来に向けて、互いの気持ちと決意を交差させたことが綴られていた。

声の出ないヴォーカリストとドラムを叩けないドラマーは、「そんなバンド世界中探したってどこにもいないよね」とお互い笑いあったという。“~破滅に向かって~”“~強行突破~”という東京ドーム公演に付けられていたタイトルを今に重ねては微笑む中で、悲痛の面持ちだったTOSHIからは、少しずつ本来のX JAPANのTOSHIが戻って来始めたようだ。風が吹けばかき消されてしまうような小さくかすれたTOSHIの声も、YOSHIKIと時を過ごすうちに見事な回復を見せ始めたという。

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友達としても、X JAPANのメンバーとしてもTOSHIと自分の間には本当に色々なことがあった。それでもTOSHIと自分は子供のころからの幼馴染み。TOSHIのためになることならば…TOSHIや、そして彼を応援してくれているファンの人達に少しでも勇気を与えることが出来るのならば…自分はどんな努力も惜しまないつもりです。

時には近くで、また時には遠くからでもTOSHIを支えることが出来たら…今までも、そしてこれからも自分が彼に対してそう思う気持ちは変わらないと思う。何故なら、自分だってTOSHIやHIDEやメンバーのみんな…そしてファンの人達に支えられてここまで来たのだから。

TOSHIにとっても自分にとってもこれから歩いていく道は決して楽な道ではないと思うけど、お互いに力を合わせて頑張っていければと思っています。

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これは、YOSHIKIがYOSHIKI Mobileに掲載していたファンへのメッセージの一部だ。

TOSHIの揺るぎない再出発の決意は瞬く間に世界中のX JAPANファンに届けられ、ネット上にはTOSHIの再出発に狂喜するファンの声が続々と書き込まれている。満身創痍ではあるものの、必ず傷は癒え、その分強靭で揺るがぬ強さを手に入れる。最後であり最初でもある「さよならコンサート」は、これまでの悲しみと喜びをすべて飲み込んで吐き出された、モンスターX JAPANの咆哮として、世界中のファンを感涙させることだろう。

2010年2月24日、「さよならコンサート」の会場やチケット発売日など、詳細は後日発表となる。
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